藤沢駅南口再整備、17階建てビル 老朽ビル3棟を一体化 店舗、オフィス、ホテルなど配置

再開発後の391街区のイメージ。歩行者デッキで駅と直結する(事業関係者提供)

 藤沢駅周辺地区の再整備で最大規模となる同駅南口391地区市街地再開発事業の計画概要が明らかになった。老朽化したビル3棟を一体化し17階建ての高層ビルを整備。駅前の好立地を踏まえ、用途は商業・業務・ホテルに特化し、駅前広場も含め「湘南の玄関口」の新拠点形成を目指す。準備組合が同日、既存ビルに入居するテナント向けの説明会で示した。

 新たなビルは地上17階・地下2階建てで高さ80メートル、延べ床面積約3万6210平方メートルの規模を構想。地上1~6階が店舗、同7~10階がオフィス、12階が多目的ホールなどで、13~17階にホテルを配置する計画で、地下1、2階は駐車場と駐輪場に充てる。

 整備方針として▽地域の防災基盤となる安全・安心な市街地の形成▽基盤施設の再編による駅前交通環境の改善▽駅前再生の核となるにぎわい・交流機能の強化▽駅前の顔や地域の活力を創出する町並みの形成-の4点を提示している。

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