沖縄コロナ新規671人 70、90代の2人死亡(2月6日朝まとめ)

 沖縄県は5日、新型コロナウイルス感染で2人が亡くなり、新たに10歳未満から90代以上の671人が感染したと発表した。1月30日から2月5日までの1週間の感染者は4769人で前週比は66.7%だった。前週の84.2%から大きく減っており、糸数公医療技監は「入院患者も減少し、感染は下げ止まりからさらに下がっている傾向がある」と述べた。

 亡くなったのは糸満市の70代男性と浦添市の90代女性で、いずれも基礎疾患があり、ワクチンは2回接種済みだった。女性は、施設内で感染して入院したが家族の希望で施設に戻った後に亡くなった。男性は自宅から病院に搬送され、治療を続けていたが亡くなったという。

 新規感染者は10代が最多で122人。入院中患者は394人となった。人口10万人当たりの新規感染者は341.86人で全国18位と下がり続けている。高齢者や障がい者が利用する福祉施設で感染者がいるのは計73カ所。施設内療養者は計107人で、高齢者施設で8人が酸素投与を受けている。

 感染などによる医療従事者の欠勤は、21重点医療機関を含む県内の病院で計402人だった。

 米軍基地関係の感染は58人だった。 (嘉陽拓也)【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 
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