傾斜地集落の一年の農作業や豊作を願って行われていたものとは!?|殿谷梓さんの投稿

失われゆく風習を見つけた喜びで狂喜乱舞!?

今でも山の方へ目を向ければ見える畑や茶畑ですが、そこにまつわる伝統的な風習は廃れつつあるようです。

その内の1つ「クワウチゾメ(鍬打ち初め)」。

昭和初め頃、お正月にはどこの傾斜地集落でも見られた光景の一つで、ノウハジメと呼ばれる、正月2日に行う風習で、一年の農作業や豊作を願って行われていたものだそうです。昭和30年発刊された「祖谷山民俗誌」(武田明(柳田國男の門下生)著)でも紹介された傾斜地集落の風習です。柳田國男氏!言わずと知れた民俗学者ですね。その門下生の1人武田明氏は香川県出身の民俗学者で、祖谷や井内にもフィールドワークで調査に来られた事があるそうです。傾斜地集落は格好の民俗学の研究テーマになりそうですね!ですが、今では失われ廃れつつあるのも事実。皆さんのお家でも何故かは知らないけれど昔から行われている行事、実は民俗学的見地からするととても貴重なものかもしれませんよ!?

殿谷梓さん

© まるごと三好観光ポータルメディア