日本海側では降り続く雪で記録的な大雪になっている所もあるが、あす（月）にかけて雪が続く見込み。次第に雪の降り方が弱まっても、さらに積雪が増える所があるため交通障害に警戒が必要だ。
　今週は太平洋側に雨雲が広がりやすくなり、木曜日ごろは関東も雪の降る可能性がある。最新の情報に注意したい。

日本海側　さらなる大雪に警戒

　きょう（日）も強い寒気の影響で日本海側では雪が続いている。北陸周辺には雪雲が次々と流れ込んで、平地でも一気に雪の積もった所もある。また、滋賀県の米原や岐阜県の関ケ原も午後2時現在の積雪が80センチ前後となっていて、米原ではこれまでの観測記録83センチに迫るほどの大雪になっている。
　また、札幌では正午までの3時間に24 センチの雪が降り、一気に雪が積もって正午には130センチを超える積雪となった。

　日本海側では今夜にかけても局地的に雪の強まる所がある見込みで、あす（月）の昼ごろにかけては、雪の続く所が多くなりそうだ。雪の降り方は次第に弱くなっても、さらに積雪が増えて、路面状況が悪くなるおそれもある。大雪による交通の乱れに警戒が必要。
　また、あすの明け方にかけては名古屋周辺にも雪雲が流れ込む見込み。雪がやんでも路面の凍結に注意が必要となる。

週後半は関東も雪の可能性

　あす（月）は、太平洋側では午前中を中心に晴れる所が多くなるが、午後になると南の海上を進む低気圧の影響で西日本中心に雲が多くなり、夜から火曜日にかけては沖縄から九州南部に雨雲が広がる見込み。
　水曜日から木曜日にかけては、西日本や東日本の太平洋側の沿岸部に雨雲が広がって、木曜日ごろは東海や関東で冷たい雨や雪になりそうだ。関東の平野部も雪の可能性があるため、最新の予報に注意したい。

　火曜日以降は、真冬の寒さは和らぐものの、東京では木曜日の最高気温が5℃と、厳しい寒さが予想される。体調管理にも注意が必要だ。

（気象予報士・及川藍）