大貫勇輔「羽生結弦に冬季五輪三連覇にエール」

ダンサーで俳優の大貫勇輔が5日、東京・ブックファースト新宿店で、ファースト写真集『「le mec(ルメック)』発売記念イベントを行った。

写真集を出すのが夢だったという大貫は「いつか出すのが夢でしたけど、今年34歳の年齢で、このタイミングで俳優としてもダンサーとしてもいろいろと経験を経て、写真集として写真の中にいま持っている肉体みたいなものを残したいと思っていました。自分でも見たことない表情があったりして出来栄えに満足してます」と喜んだ。今作の撮影は昨年10月に沖縄で行われたそうで「初めて離島に行ったんですよ。本当に着いて海がきれいと思ったんですけど、さらに離島がきれいで、あの景色にはビックリしました」と振り返った。

写真集のテーマについて聞いてみると「新しい自分に出会えた。テーマは“ダンサーの体でみせる”。今しかない112ページになっています」と説明した。お気に入りのカットにはダンスの写真を選んだ大貫。「ダンサーの体を見せるということを意識しました。砂を自分で投げながらポーズをとっていて、これアチチュードダンスって言うんですよ」と紹介。撮影前には肉体改造もしたそうだが「週に2回パーソナルトレーニングをしているんですけど、そこで食事の制限をしたりしました。毎日8キロくらい走りましたね。撮影が始まるとカリウムが体にいいと聞いたので、水抜きをして撮影に挑みました、基本的に干し芋とトマトジュースを飲んで過ごしました」と明かした。

写真集の反響を聞かれると「知り合いのご飯屋の大将から『買ったよ』って言われました。『カッコよかったよ。いい体してるね』って言われて男の人なんですけど、うれしかったです」と笑顔を見せた。

俳優としても活動の幅を広げている大貫だが、大河ドラマに出る夢があるそうだ。「大河ドラマに出るのが1つ大きな夢なんです。それもかなったらいいなと思います」と話した。記者から好きな武将は誰かと質問が出ると「織田信長です。好きですけど演じたいとは思いませんね。やってみたい役として考えたことがないので、誰を演じたいか考えておきますね」と答えた。CDデビューにも意欲的で「一昨年初めてFNS音楽祭に出たときはダンサーとして出演して、次の年はミュージカル『北斗の拳』を歌ったんですよ。そのときに思ったのは、いつか歌手としてCDを出せたらいいなと思ってます。ぜひオファーを)ください」とアピールした。

現在開催中の北京冬季五輪の話題となり、注目の競技について問われると「男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が素晴らしいですね。表情を含めて、彼は音楽がかかった瞬間に空気が変わるじゃないですか。空気を変えることができる表現者は、ダンサーもそうなのですが、そういう人はなかなかいないんですよ。類まれな存在だと思います。彼の演技というのは魅了されますよね。連覇していく人の重圧はものすごいと思うのですが、そういうに負けないで、ぜひ三連覇をしてほしいと思います」とエールを送った。

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