新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で6日、7人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女8411人の感染が新たに確認された。
横浜市によると、7人は市内の介護老人保健施設入所者の70~90代の男女。今月3~5日にかけて亡くなり、死因はいずれも呼吸不全だった。
同施設では1月26日に職員1人の陽性が確認され、2月2日に入所者118人のPCR検査を実施。3日に116人の陽性が判明した。6日時点で陽性者数は職員を含め計131人となり市は同日、クラスター(感染者集団)と認定した。
このほか、新たなクラスターとして、同市立市民病院(同市神奈川区)や横須賀市の児童福祉施設、厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設が認定された。
既にクラスターが起きている平塚、小田原、厚木の各保健福祉事務所管内の三つの高齢者福祉施設、藤沢市内の幼稚園や福祉事業所などでも新たな陽性者が確認された。
横須賀、藤沢の両市は、1日当たりの新規感染者数としては過去最多だった。
県は6日、新たに297人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は3653人となった。