ハイランダーにアセント、エクスパンダーも! 日本にも導入してほしい国産メーカー製3列シートモデル3選!

2022年は、トヨタ 新型ノア/ヴォクシーやホンダ 新型ステップワゴンが登場するなど、3列シートを備えたミニバンカテゴリーが再び盛り上がりを見せている。そんな中、今回紹介するのは、日本メーカーでありながら、国内で売ってない3列シートモデルたち。クロスオーバー風のミニバンや大柄なボディが魅力のSUVなど、国内導入されれば面白いのにといった車種3選をお届けする。

スバル アセント(北米向け3列シートSUV)[Subaru Ascent Limited 2020MODEL]

RAV4やハリアーと兄弟車の3列シートSUV「トヨタ ハイランダー」

トヨタ ハイランダー(写真は日本のナンバーがつけられたテスト車両)

最初に紹介するのは、トヨタ RAV4やハリアーと同じTNGA GA-Kプラットフォームを使用し、同社が北米向けに生産・販売している「ハイランダー」。

ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1729mmで、新型ランドクルーザー300の全長4985×全幅1980×全高1925mm、と高さ以外はほぼ同等なアメリカンサイズ。それでいてパワートレインは直4 2.5リッターハイブリッド(システム出力243馬力/ほかにV6 3.5リッターもあり)。3.5リッターガソリンツインターボや3.3リッターディーゼルツインターボなどの新型ランクル300から比べると圧倒的にエコなクルマとなっている。

インテリアは上質で明るい雰囲気の広々したもので、3列シートレイアウトが基本となる。2列目シートは3人掛けのベンチシート(8人乗り)が標準で、写真の最上級グレード「プラチナム」は左右独立のキャプテンシート(7人乗り)となっている。

フォレスターの兄貴分「スバル アセント」

スバル アセント

次に紹介するのは、こちらも北米市場向けに造られた3列シートSUVの「スバル アセント」。

フォレスターの兄貴分的存在で、ぱっと見たところ、そんなに大きそうな印象はないが、ボディサイズは全長4998mm×全幅1930mm×全高1818mmとこちらも新型ランクル300並みの巨漢。現在市販されるスバル車の中でも最大のボディサイズだ。

水平対向4気筒 2.4リッター直噴ターボDITエンジンを搭載し、シンメトリカルAWDやX-MODEなどと組み合わせる四輪駆動専用車となっている。

2018年にエクシーガクロスオーバー7の販売が終了し、国内で3列シートレイアウトのスバル車を求めるユーザーは、他社ブランド銘柄に移るしかない。そんな一刻を争う状況なのだから、躊躇せず日本市場へも導入を開始してほしい1台だ。

日本でも扱いやすいサイズのコンパクトミニバン「三菱 エクスパンダー」

三菱 エクスパンダー

最後に紹介するのは。三菱がタイなど東南アジアを中心に販売しているコンパクトミニバンの「エクスパンダー」。

ボディサイズは全長4475mm、全幅1750mmで、全長4260mmのトヨタ シエンタや、4265mmのホンダ フリードなどに近く日本でも扱いやすい丁度良い大きさ。

エクスパンダークロス

また、エクスパンダーの派生モデルとして、最低地上高を20mmアップし、樹脂フェンダーなどでSUV風に仕立てたエクスパンダークロスも用意されている。SUVイメージの強い三菱では、こちらをメインに国内導入しも面白そうな1台。新型アウトランダーPHEVやデリカD:5は高価で、サイズも大きいと躊躇している潜在ユーザーは少なくないはず。こちらも日本への導入を進めてほしい1台だ。

今回は3台の日本にも導入してほしい3列シートモデルを紹介した。新型ノア/ヴォクシー、新型ステップワゴンで盛り上がる中、これらの3列シートモデルの導入を待ち望む層も少なくないのではないだろうか?

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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