朝鮮外務省日本研究所のミン・ギョンム研究員は1日、同省のホームページに掲載した文で、朝鮮の弾道ミサイル試射に言いがかりをつける日本に対し、主権国家の尊厳と自主権に対する許せない侵害だと非難した。
1月30日に実施された朝鮮の弾道ミサイル試射に対して、日本の当局者らは「国連安全保障理事会の決議違反」「日本と地域の平和、安全に対する脅威」だとし、「強く非難する」「容認できない」とした。
これに対しミン研究員は、「最近、われわれが実施したミサイル試射は国の防衛力強化のための活動の一環であり、特定の国を狙ったものではなく、われわれのミサイル試射は周辺諸国にいかなる危害も与えていない」と強調した。
そして、「国家防衛力の強化は主権国家の正当な合法的権利」だとし、「日本当局がわれわれのミサイル試射に言いがかりをつけることは、わが国家の尊厳と自主権を侵害する行為であり、これは主権国家の内政に対する乱暴な干渉である」と糾弾した。
そのうえで、「戦犯国である日本がわが国の主権行使を脅威だと難癖をつけて、国内外の世論をミスリードする目的は、わが国をはじめとする周辺国家が自らの安全を脅かすという暴説を国内外に世論化することで戦争のできない犯罪国家を『戦争可能な普通の国』へ、『専守防衛』のための自衛隊を攻撃型の軍隊へと変えようとする自らの不法行為を合理化しようとするところにある」と批判した。