米軍、那覇軍港でオスプレイなど使った人道支援訓練を実施 8日から13日

 在沖米海兵隊は7日午前、8日から13日の日程で那覇港湾施設(那覇軍港)で人道支援などを想定した訓練を実施すると発表した。発表によると垂直離着陸輸送機MV22オスプレイやCH53E大型輸送ヘリなどの航空機や、海軍の輸送艇などが参加する。

 同施設での航空機運用を巡って、米海兵隊は昨年11月、輸送船に積み込むためにMV22オスプレイなどを飛来させたり、米本土から持ち込んだ代替機を離陸させ、普天間飛行場まで飛行させたりしていた。同施設での航空機運用は在沖米軍基地の使用条件を日米で定めた「5.15メモ」に記載がなく、沖縄県などは反発していた。今回の訓練でも同施設で航空機を離着陸させれば、県などの反発は必至だ。
 米海兵隊の発表によると、訓練には第31海兵遠征部隊の隊員約250人が参加し、人道支援や非戦闘員の避難などを訓練する。

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