BMW Team Studie、GT300クラス投入のBMW M4 GT3をシェイクダウン。順調に最初の走行終える

 2月7日、静岡県の富士スピードウェイで、スーパーGT GT300クラスに参戦するBMW Team Studieが、2022年から導入するニューマシン、BMW M4 GT3をシェイクダウンさせた。荒聖治がステアリングを握り、まずは快調に走行を終えた。

 2020年にGT300に復帰したBMW Team Studieは、BMW M社の創立50年の記念の年となる2022年に向け、新たに世界中でデリバリーがスタートしたBMW M4 GT3を投入。さらに必勝体制を敷くべく、BMWワークスドライバーでM4 GT3の開発を務めてきたアウグスト・ファーフスを招聘。チームの大黒柱である荒聖治、そして近藤翼をチームに加え、ミシュランタイヤを履く新たな体制を1月28日に発表していた。

 その直前に日本に到着したのが、期待のニューマシンであるBMW M4 GT3だ。シーズンに向けてはBMWで初めてル・マン24時間を制したBMW V12 LMRのカラーリングをモチーフとしたホワイトのカラーリングが採用されるが、シェイクダウンとなったこの日はカーボンブラックにスポンサーロゴ、そしてBMW M社の創立50年を示す『50 JAHRE BMW M』のロゴが入れられ、富士スピードウェイに持ち込まれた。

 シェイクダウンに向けては、チーム恒例とも言える熱心なBMWオーナーたちを招いていたが、それに備え前日の2月6日には、わずかな時間の走行ながらロールアウトも実施していた。ただ、その際に判明したのはエキゾーストから出る排気がコクピット内に入ってしまうというもの。ただ、7日の走行に向け目張りを工夫し、シェイクダウンでは改善されたという。

 晴天に恵まれた7日、富士スピードウェイのスポーツ走行枠を使って行われたシェイクダウンでは、ふたたび荒がステアリングを握り、ミシュランを履きコースイン。他のスポーツ走行参加車に混じり、ピットアウト〜インを繰り返しながら走行を重ね、まずは午前の走行を無事に終えた。午後は近藤翼がステアリングを握る予定だ。

BMW Team StudieのBMW M4 GT3
BMW Team StudieのBMW M4 GT3
BMW Team StudieのBMW M4 GT3
BMW Team StudieのBMW M4 GT3
BMW Team StudieのBMW M4 GT3。エキゾースト出口がユニークな形状だ。
BMW M4 GT3のシェイクダウンを担当した荒聖治
高根裕一郎エンジニアと話し込む近藤翼
富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW Team StudieのBMW M4 GT3
富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW Team StudieのBMW M4 GT3
富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW Team StudieのBMW M4 GT3
BMW Team StudieのBMW M4 GT3
BMW Team StudieのBMW M4 GT3

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