「あえて、糸魚川」サイト開設 ワーケーション推進 情報発信し利用者誘致 糸魚川市

 糸魚川市は、市内のワーケーションに関する情報を発信するポータルサイト「あえて、糸魚川」を開設した。

糸魚川市内のワーケーションスポットなどをポータルサイト「あえて、糸魚川」で紹介(市企画定住課提供)

 ユニークな人や取り組みに出あえるまち、糸魚川に来てほしい思いを「あえて」の言葉に込めた。海、山、里の自然体験を盛り込んだ親子ワーケーションのモデルプランやWi-Fi、電源などワーク環境が整った宿泊、飲食店施設、笹(ささ)ずし作りや縄文トレッキングなど、滞在中に楽しめる同市ならではの各種体験メニューを紹介。イベント情報なども随時掲載し、糸魚川の認知度向上、利用者の誘致につなげる。

 同サイトは

◇企業体験で意見交換 防災ワーケーション

 市は本年度、ワーケーション推進の新たな試みで防災をテーマにしたプログラム造成に取り組んだ。トライアルプログラムに関わった企業、団体の代表者によるトークセッションのオンラインイベントが4日に開かれた。

防災ワーケーションについてオンラインで意見や感想を交わした

 同市に滞在し、防災ワーケーションプログラムを体験した「富士通Japan」(東京都)の片岡正彰さんは、「温泉宿など非日常を生かしてリフレッシュし、集中して仕事ができた」と感想。

 ワーケーションコンシェルジュとして同プログラムの開発を担った同市出身の伊藤薫さん(株式会社イールー)は、企業側と住民との交流をコーディネートした。片岡さんは地元交流に着目し、「地域の生の声を聞くことで、まちの課題を実感できる。ビジネス面でも貴重な体験だ」とコメントを寄せた。

© 株式会社上越タイムス社