神奈川・大磯の東海大病院の経営移譲、町長「スムーズな形で」

東海大大磯病院

 東海大学が医学部付属大磯病院(大磯町月京)の経営を来年2月末で終了し、医療法人徳洲会(大阪市)に事業継承すると発表したことを受け、大磯町の中﨑久雄町長は7日の定例会見で「従来通りの地域医療が提供されることを望んでいる」と訴えた。

 同大によると、少子高齢化や人口減少を受けて急性期医療を取り巻く環境が変化したことから経営不振に陥り、全国に70病院を展開する徳洲会に現行の大磯病院の診療体制を引き継ぐ。

 過去に4年間、大磯病院の病院長を務めた中﨑町長は「いろいろな諸事情で至った法人の判断。患者が不安を抱えないよう、スムーズな形で継続されるよう見守りたい」と述べた。

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