【新型コロナ】濃厚接触者特定までは休校せず 神奈川県教委が基準通知

神奈川県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神奈川県教育委員会は7日、オミクロン株の特性を踏まえた県立学校の臨時休校に関する当面の基準を明らかにした。

 保健所業務の逼迫(ひっぱく)を踏まえ、学校側が濃厚接触者に当たる人のリストを作成し、保健所が追認する仕組みに改める。学級閉鎖や臨時休校の目安期間は3~5日間とする。

 基準は保健所業務が逼迫している期間に適用し、7日付で県立学校や各市町村教委に通知した。

 従来は、陽性者が判明した時点で教育活動を停止し、保健所による濃厚接触者の特定や校内消毒などの対応が終わるまで臨時休校としていたが、今後は陽性者の判明から濃厚接触者の特定までの臨時休校は原則、行わない。

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