【新型コロナ】愛知県、入院基準を「原則中等症以上」に引き上げ

 愛知県の大村知事は7日、医療提供体制を維持するため、新型コロナに感染した基礎疾患を持つ患者についても、入院基準を「原則中等症以上」とする方針を明らかにした。ほとんどが軽症・無症状のため問題はないとの認識を示している。

「オミクロンは98.8%が軽症」

 大村知事は会見の中で「第6波・オミクロン株は98.8%の方が軽症・無症状である」「オミクロン株では基礎疾患のある患者でも重症化リスクは低い」とし、医療提供体制を維持するため、基礎疾患を持つ患者であっても入院できるのは「原則中等症以上」とすることを明らかにした。また同時に医療機関に対し、急を要さない予定手術や入院についても、医師の判断で一時延期するよう通知することを決めたという。知事は「このような対応にしなければ医療提供体制を維持できない」と理解を求めた。

 一方、同時に医療機関に対し「確保病床の85%をいつでも対応できる即応病床として稼働させること」「受け入れができない場合はその理由を詳細に県に報告すること」も求めるとし、入院基準を厳しくすものの、基準を満たしている患者については必ず受け入れるよう求めていくとした。

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