【聞かせて】 No.747「相本 艶子さん・男女共同参画社会づくり功労で知事表彰」

 長年、男女共同参画社会を推進する活動の功績が認められ、令和3年10月に「令和3年度山口県女性活躍推進知事表彰」の「男女共同参画社会づくり功労賞」を受賞した。

 大学時代にユネスコのサークルに所属し、「へき地における生活の質向上などに取り組んだことが、その後の職業選択につながった」という。卒業後は、農林漁業従事者の生活改善をアドバイスする「生活改良普及員」の資格を取得して山口県庁に入庁。農村に住む女性の手仕事を企業化して社会参画を支援したり、女性が活躍しやすい職場づくりのセミナーを開いたりして、女性の社会的地位向上に尽力してきた。

 今回の表彰を受け、「日本はまだ女性の地位が低い。男女共同参画問題を考える場と輪を広げ、後に続く人の励みになれば」と話す。

 趣味は水彩画。農村風景を題材に選んで描く。

    

【プロフィル】山口女子短大(現山口県立大)から日本女子大に編入し、卒業後、山口県庁に入庁。山口県セミナーパーク主査、農林事務所防府支所長、県消費者生活センター所長などを歴任。やまぐち男女共同参画会議理事長、山口きらめき財団理事などを務める。

© 株式会社サンデー山口