歌手活動での再ブレークが期待される桐谷健太

2015年に「au三太郎シリーズ」のCMキャラクター・浦島太郎名義でリリースした「海の声」がヒットした俳優の桐谷健太が音楽活動を再開し、16日に3年3カ月ぶりの新曲「遣らずの雨と、光」を配信リリースすることを、各メディアが報じた。

同曲は桐谷が主演を務める公開中の映画「ミラクルシティコザ」のインスパイアソング。サウンドプロデューサーには元THE BOOMのボーカル・宮沢和史を迎えた。

桐谷にとって宮沢は「中学時代からずっと支えてもらった」と語る存在。映画は、沖縄・コザを舞台に70年代と現代が交錯するタイムスリップ・ロックンロール・エンターテインメントとあって、沖縄ミュージックにも造詣が深い宮沢和史を迎え、ドラマチックなサウンドに再構した。

4日に都内で行われた同作の初日舞台あいさつで桐谷は、「あれよ、あれよと言ってる間に歌を出すことになって…。中学のころから大好きだった宮沢さんと仕事を出来たのもミラクル」と笑顔をみせたという。

「『海の声』は俳優としての桐谷が自分の魂をぶつけて飾らずに歌ったので、それが人々の心に響いてヒットした。今作は桐谷にとって憧れの人である宮沢からの提供作品とあって、歌声にはさらに魂を込めることができるのでは」(芸能記者)

「海の声」では「第58回日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞。さらに「第67回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、人気・知名度ともにアップし、俳優としてさらにステップアップすることを後押しした。

新曲リリース後はプロモーション活動に励むはずで、再び歌手として脚光を浴びての再ブレークが期待される。

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