部下に正座、冊子で頭数十回 陸自3曹と曹長を減給処分

陸上自衛隊 武山駐屯地(資料写真)

 新入隊員の頭をたたくなどパワーハラスメント行為をしたとして、陸上自衛隊は8日、武山駐屯地第117教育大隊(横須賀市)の、30代の3曹を減給1カ月(10分の1)、上司の曹長(48)を同(30分の1)の懲戒処分とした。

 同駐屯地によると、2人は新入隊員の教育を担当。3曹は2018年6月8日、隊舎の廊下に部下2人を正座させ、冊子で頭を数十回たたいた。曹長は不適切な指導を容認した。

 陸上幕僚監部のハラスメント窓口に通報があり、発覚した。2人は「指導のつもりだった」などと話し、反省しているという。

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