【北京オリンピック・2/9◆本日の見どころをピックアップ】ノルディック複合、日本のエース・渡部暁斗が集大成の戦いへ

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最も競技が早く始まるのは、午前10:30スタートのスノーボード女子ハーフパイプ予選。午後には男子の予選も行われる。

ハーフパイプは半円筒状に掘り下げられた平均斜度18°、壁の高さ最大6.7mのコースで両側の壁を往復しながらジャンプ、回転などの技を繰り出し、採点により順位を競う。予選は2回ずつ滑り、高い方の得点が採用。上位12人が決勝に進む。日本女子は今季W杯総合2位の冨田せな、3位の小野光希、男子は2014年ソチと2018年平昌大会連続銀メダリストで今季W杯総合1位の平野歩夢、2位の平野流佳、2021年世界選手権をはじめ、昨季出場した全大会で優勝した戸塚優斗ら有力選手がめじろ押し。それぞれ順当に決勝進出を決めてほしいもの。

スノーボードは女子スノーボードクロスも行われ、予選から決勝までを1日で消化する。起伏やバンク(カーブ)のあるコースで、複数の選手が同時にスタートして着順を競う種目。但し、タイムによりトーナメントのシード順を決める予選は、全選手が1人ずつ滑る。1回戦からは各レース4人で競い、上位2人が次のラウンドに進出。スピードとターンの技術が重要なのはもちろん、コース取りなど駆け引きも順位を大きく左右する。2021年世界選手権を制し、今季W杯6戦で4勝を挙げ総合1位を独走するシャーロット・バンクス(イギリス)、6戦2勝のミケラ・モイオリ(イタリア)らがメダル候補。日本からは中村優花が出場し、上位進出を目指す。

フリースタイルスキーは新種目男子ビッグエアの決勝が行われ、予選を突破した12人の選手が初代メダリストの称号を懸けて空に舞う。順位は3回の試技中、得点が高い2回の合計で決まる。ビルク・ルード(ノルウェー)、アレクサンダー・ホール(アメリカ)ら予選上位の選手が決勝でも高得点をマークしそうだが、予選では転倒のリスクを考え、自らの最高難度の技に挑まなかった選手も多かったようだ。決勝では各選手がリミッターを外し、さらに高難度の技を見せてくれるだろう。

アルペンスキーは女子回転が行われる。アルペン種目の中で最も旗門の間隔が狭く、正確な技術が要求される種目。2回滑り、合計タイムを競う。7日に行われた大回転は、今季W杯種目別総合1位のサラ・ヘクトル(スウェーデン)が前評判通りの強さで金メダルに輝く一方、連覇を狙ったミカエラ・シフリン(アメリカ)が1回目で途中棄権した。回転ではどんなドラマが見られるか。W杯種目別1位のペトラ・ブルホバ(スロバキア)、2位で大回転の雪辱を期すシフリンらの滑りが見もの。日本勢は、大回転24位の安藤麻と、31位の向川桜子が出場。安藤は2021年世界選手権で日本勢として過去最高の10位に入った実績がある。

ノルディック複合は個人ノーマルヒルが行われ、前半のジャンプと後半のクロスカントリー10kmでメダルを争う。張家口市の国家スキージャンプセンターおよび国家クロスカントリーセンターが会場となる。

過去2大会を連覇しているエリック・フレンツェル(ドイツ)と、W杯総合3連覇中で今季は2位のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)が新現地入り後、新型コロナウイルス検査で陽性となり、欠場することに。メダル候補が2人不在となり混戦も予想される中、W杯総合1位のヨハネス・ランパルター(オーストリア)、3位のビンツェンツ・ガイガー(ドイル)らがメダル争いをリードするか。日本の期待は過去2大会連続銀メダルの渡部暁斗。今季はジャンプの調子がいま一つで苦戦が続いているが、豊富な経験を生かし、しっかり本番にピークを合わせてくるはず。2019、2021年世界選手権で銅メダルを獲得するなど平昌大会以降もトップレベルの力を維持してきた日本のエースが、33歳で迎える集大成の五輪で輝きを放つか。

ショートトラックは男子1500mの予選から決勝までと、女子1000m、3000mリレーの予選が行われる。日本勢は男子1500mに吉永一貴、菊池耕太、宮田将吾が出場。女子1000mは菊池悠希・純礼の姉妹と神永汐音が出場する。残念ながら女子リレーの出場権は得られなかった。

そして、カーリング男子(4人制)と、アイスホッケー男子の予選リーグが開幕。カーリング男子は混合ダブルスと同じく、10チームが総当たり戦を行い、上位4チームが準決勝に進む方式。世界選手権3連覇中のスウェーデンが筆頭に、イギリス、カナダなどがメダル候補に挙げられている。

アイスホッケー男子は12チームが出場。まず4チームずつA、B、Cの3組に分かれて総当たり戦を実施。各組の1位3チームと2位の成績最上位の計4チームが準々決勝へ進み、残り8チームは準々決勝進出決定戦に回る。当初は北米を舞台とする世界最高峰のプロリーグ・NHLの選手が出場する見込みだったが、コロナ禍によりリーグ日程が変更された影響で、出場しないことに。各チームの戦力がいま一つ読めないが、北米のカナダ、アメリカは相対的に戦力ダウンし、自国やヨーロッパ各国のリーグの選手を投入できるROC、スウェーデンなどが勝ち上がっていきそう。

ほかに、リュージュ2人乗りの1回目、2回目も行われる。

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