沖縄県内のコロナ感染682人 まん防解除の宮古圏域で38人(2月9日朝)

 県は8日、10歳未満から90代以上の682人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週火曜日より33人減り、15日連続で前週の同じ曜日を下回った。 宮古圏域(宮古島市と多良間村)は、7日にまん延防止等重点措置が解除されたが、8日は新たに38人の感染が報告された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は解除基準の200人を上回り、204.70人に達した。糸数公医療技監は「新規感染者は前週比で減少が続いている。今後の状況を注視したい」と述べ、現時点で措置の再適用はないとした。

 県内の新規感染者は年代別で10歳未満が最多の146人で、続いて30代が109人、40代が102人となっている。

 高齢者や障がい者が利用する福祉施設で感染者がいるのは計51カ所。施設内療養者は計70人で、高齢者施設では8人が酸素投与を受けている。感染などで欠勤している医療従事者は、21重点医療機関を含む県内病院全体で369人となった。

 米軍基地関係は17人だった。

 昨年7~9月までに確認されたクラスター(感染者集団)計4例が報告された。内訳は習い事教室1例、教育機関が1例、保育施設が2例だった。クラスターは計469例となった。 (嘉陽拓也)【関連記事】
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