中村ゆり&浅香航大主演「今夜はコの字で」Season2が放送決定

テレビ大阪とBSテレ東・BSテレ東4Kでは、4月9日から真夜中ドラマ「今夜はコの字で Season2」(BSテレ東・BSテレ東4K=土曜深夜0:00。テレビ大阪=土曜深夜0:56)がスタート。前作から引き続き、中村ゆりと浅香航大がダブル主演を務める。さらに、新キャストとして優希美青が加わることも決定した。

本作は、原作・加藤ジャンプ氏、作画・土山しげる氏による同名コミックの映像化で、“コの字酒場”を舞台にした異色のグルメ&恋愛ドラマだ。2020年1月クールに放送され、注目を集めた前作に引き続き、中村がフードコーディネーターの田中恵子、浅香が広告代理店「シューエイプロジェクト」の社員で恵子の大学の後輩である吉岡としのりを演じる。また、レギュラーキャストの「シューエイプロジェクト」社長・角倉誠役の堀部圭亮、吉岡の後輩・山田大河役の小園凌央、恵子の妹で現役女子大生・田中洋子役の北香那、恵子のアシスタント・ミキ役の藤井武美の続投も決まっている。

前シーズンから2年の月日が流れ、吉岡は社長の角倉からマネジャー昇進を告げられる。憧れの恵子はイタリアに行ったきりで、SNSを通じてフードコーディネーターとしての活躍は知れたが、吉岡は連絡を取れずにいた。タッチパネルの店で1人寂しくビールを飲む吉岡は、恵子から預かったノートを取り出す。そこには恵子が全国を飲み歩いて書き留めたコの字酒場の数々が書かれていた。翌日、後輩の山田から、埼玉・蕨での打ち合わせに代理出席を頼まれた吉岡は、恵子のノートにあった蕨のコの字を思い出し、二つ返事で承諾する。仕事が終わり、勇んで「㐂よし」ののれんをくぐる吉岡。そこには懐かしいコの字カウンターが待っていた。

新シーズンのスタートに、中村は「『今夜はコの字で』というドラマは、人とのつながり、おいしい食事、楽しいお酒を共に共有し、いろんな人の人生や価値観が交差し、まるで昔の御近所付き合いのような、温かい場所を舞台にしたドラマです。Season1の放送後に、接触が難しくなる時勢になり、寂しい思いや我慢を頑張ってきた方々がたくさんいらっしゃったと思います。だからこそ今またコの字のようなドラマが見たいという視聴者さまの声が届き、こうしてありがたいことにSeason2ができることになりました。今回もさらに楽しく、温かく、おいしいコの字をお届けします! ほっこりとした時間をお過ごしください」と視聴者への感謝しつつ、喜びを語っている。

一方、浅香は「Season2の放送決定、とてもうれしいです! Season1から約2年半が経ち、世の中も大きく変わってしまいました。今、この作品を制作し皆さまへお届けできることに意義を感じます。酒場で生まれる人と人との関わりの大切さや素晴らしさを、自分自身再認識しています。おいしいお酒と肴(さかな)で英気を養う。最高です。今シーズンも前シーズン同様、実際のお店の方々や常連さんたちが撮影に協力してくださっています。お酒や肴も実際のものをいただいて、少々ドキュメンタリーのような気持ちで、それぞれの『コの字』酒場を楽しませていただいています。皆さまに『コの字』酒場の魅力が存分に伝わりますように、撮影に励んでまいります! どうぞお楽しみに」と意気込んでいる。

また、本シーズンから参加し、吉岡が務める「シューエイプロジェクト」の新入社員・池ハルカ役を演じる優希は、「私もハルカと同じで、普段から飲みに行ったりおうちで飲んだりとお酒が大好きで、いつかお酒に関わる作品に出演できたらなと思っていました。今回こんなにも自分自身に近い役と出会えてとてもうれしいです。私が演じるハルカは、強気で歯に衣着せぬ物言いで吉岡さんを困らせる、一見厄介者のようですが、仕事に誇りを持つ一生懸命な女性です。ハルカの姿を温かく見守っていただけたらうれしいです」と気合十分で、役どころを紹介。

そして、原作者の加藤氏は「ずっと待っていました、この時を…。ドラマ『今夜はコの字で』が2年ぶりに帰ってきます! コの字カウンターのある酒場・コの字酒場を、飲兵衛の先輩・恵子とヘタレな後輩・吉岡がめぐる物語。演じるのは、もちろんSeason1から引き続き中村ゆりさんと浅香航大さんです! お二人がくりひろげる、コの字酒場だからこその絶妙な距離感。人と人が交わること自体が難しいこのご時世、恵子と吉岡の温かくて少しじれったい関係、そしてコの字をめぐる人々の営みが心にしみます。何かと心配のつきない日々ですが、このドラマでコの字酒場の世界を楽しんでいただき、『落ち着いたら』どこかのコの字酒場で乾杯いたしましょう!」と呼びかけている。

そして、ドラマを手掛ける小林教子プロデューサーは「『ただいま、コの字』。吉岡のセリフに胸が熱くなった。今回、出演していただくお店との交渉やシナハン(シナリオ・ハンティング=台本を書くための取材)で多くのコの字酒場にお邪魔して、お店の方からお話を伺った。親からお店を引き継いだ方、お客さんだったのにお店を継いだ方。新しくお店を始めた方。コの字の数だけ物語があって、思いがある。コの字酒場のカウンターで繰り広げられる客と店主のやりとり、それ自体が一期一会の物語。世の中では大変なことが起こり、皆さん、とても苦労されているけれど、受け継いだお店を、お店の味を、守り、われわれに癒やしの場を与えてくれる。酒場の灯を絶やしてはいけない。事件、事故、災害…。ニュースが画面に流れるたびに自分の無力さを感じるけれど、フィクションの力を私は信じている。日々を生きる人々の支えとなるような物語を紡いでいきたい」と本ドラマに込める熱い思いを明かす。

続けて、新シーズンについて「物語上では2年の月日が経ちました。へたれだった吉岡は少し大人になり、仕事では部下との関係に葛藤したり、憧れの恵子先輩への思いをかみ締めたり。恵子も状況が変わり、忙しさの中に自分を見失いそうになったり。でも、この世界にはコの字がある。大変な中、お休みの日にお店を貸してくださり、お料理を作ってくださり、ましてや出演もしていただいている方々には感謝してもしきれません。寒くて、コロナ対策をしながらの撮影はとても厳しいけれど、この物語が放送される頃には今よりもっとよくなっていることを信じて、毎日頑張って撮影していきます」と期待を寄せている。

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