【北京冬季五輪】フィギュアSP鍵山、星槎国際高横浜から級友が声援「表彰台を」 

テレビ画面越しに鍵山を応援する星槎国際高校橫浜鴨居学習センターの生徒ら=横浜市都筑区

 フィギュアスケート男子ショートプログラムで2位につけた鍵山優真が通う星槎国際高校横浜鴨居学習センター(横浜市都筑区)では8日、在校生や教職員約60人が勇姿を見守った。生徒らは、応援旗やスティックバルーンを手に北京の銀盤へ熱いエール。自己ベストを更新して一時トップに立つと、会場はどよめきと拍手で包まれた。

 「本当にすごい。私の中で優真君はもう遠い憧れの存在」。得点が表示された瞬間、大きく体をのけぞらせたのは同じスケート部の田辺桜香さん(2年)だ。1学年上の鍵山とともに昨冬、全国高校選手権に出場。「ジャンプの安定感などを磨き、優真君みたいな全部のスキルがそろった選手になりたい」と目を輝かせた。

 星槎グループの学校や保育園など全国40拠点ともオンラインで結ばれ、約2千人が熱視線を送った。射撃部の斎藤梨衣さん(1年)は「楽しそうに踊っていたので、(10日のフリーも)同じように表彰台まで頑張ってほしい」とメダル獲得に期待を寄せた。

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