香川県庁の旧本館・東館が国の重要文化財に 戦後建築の庁舎で初 丹下健三がデザイン

香川県庁の旧本館と東館が9日付けで国の重要文化財に指定されました。戦後に建てられた庁舎としては全国で初めてです。

香川県庁の旧本館と東館は1958年5月に建てられました。いずれも建築家・丹下健三がデザインしました。

鉄筋コンクリート造でありながら柱や梁、ひさしなど日本的な建築様式を取り入れ、戦後の庁舎建築の典型として歴史的価値が高いと評価されました。

建物だけでなく南庭の石灯籠や太鼓橋、猪熊弦一郎ら芸術家と作った家具57点なども評価の対象です。

香川県で国の重要文化財に指定された建物はこれで30件、52棟となりました。

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