北京冬季五輪スノーボード女子ハーフパイプの予選に、冨田せな選手（２２）、冨田るき選手（２０）が出場した９日、地元の妙高市から熱いエールが送られた。姉妹はそろって、１０日の決勝に進んだ。
同市原通の全日本ウィンタースポーツ専門学校は、姉のせな選手が卒業し、妹のるき選手が在学する。予選では両親や在校生、教職員約２０人がエントランスホールで観戦した。スティックバルーンやうちわを手に、画面越しに応援した。
出場２２人のうち１２人が通過できる予選で、せな選手は５位、るき選手は６位となった。高さのあるエアや、グラブを入れた鮮やかな回転技を見せた。
最前列で観戦した父・達也さん（４５）は「笑顔で滑りきって良かった」と安どの表情。決勝について「けがなく、ゴールエリアで笑って、手を振ってくれれば」と願った。
るき選手と同級生で、鉢巻きを締めて応援した中村優斗さん（２０）は「二人とも本当にかっこ良かった。楽しんでいることが伝わってきた。決勝も全力で応援したい」と話した。
会場には寄せ書きも飾られ、予選通過を後押し。多数の応援メッセージが国旗に書き込まれていた。
