激戦!参院選2022を占う町田市長選挙を徹底解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2022年2月4日に公開された動画のテーマは……激戦必至!町田市長選挙

ゲストにSAKISIRU編集長の新田哲史氏をお招きし、3分裂選挙となる町田市長選挙について語っていただきました。

2月20日が投票日の町田市長選挙の注目ポイントとは?

(本記事は動画収録時点の情報に基づいた内容です)

町田市長選の立候補予定者

現時点で、町田市長選挙には以下の顔ぶれが名乗りを上げています。

石阪丈一

5選目をめざす現職町田市長。前回2018年の町田市長選挙では自民・公明の推薦を受け当選しています。

吉原修

前自民党の東京都議会議員。都議としては5回当選しており、自民党町田総支部長もつとめました。

奥澤高広

今回、日本維新の会公認で立候補する前東京都議会議員。都民ファーストの会から離党した経緯があります。

清原理

野党5党(立憲、共産、社民、れいわ、緑の党)の推薦を受け、無所属で立候補予定。

宮井宏直

2018年の町田市議会議員選挙に立候補した経験のある元防衛庁共済組合職員です。

黒川敦彦

2017年の衆院選山口4区2019年の参院選全国比例(オリーブの木)2021年の衆院選比例北関東(NHK党)から立候補した経験があり、今回はつばさの党からの立候補予定です。

前回自公の推薦を受けて当選した現職の石阪氏、元自民都議の吉原氏、保守寄りの日本維新の会公認の奥澤氏による、保守系3分裂選挙にリベラル系の清原氏が絡み、宮井氏、黒川氏も名乗りを上げる構図となっています。

今回の町田市長選挙について、新田氏は「夏の参院選を占う上で注目の選挙」と語ります。

https://go2senkyo.com/local/senkyo/22522

町田市長選の展望は?

新田氏によると、この保守3分裂選挙の中でリベラルの清原氏が勝ち抜けるのかどうかも見どころの一つ、とのこと。

さらに、5選目を目指す現職の石阪氏がこれまでの知名度とパイプを使って地力を発揮するのか、そして、新興勢力として伸びている日本維新の会が昨年の衆院選の勢いそのままに、東京での維新系首長の当選を実現するのか、という点で「参院選を前に各政党の勢力を見極めるテストマッチ」とコメントしました。

今後の注目ポイントとして新田氏は5つ挙げます。

1つ目は、石阪氏と吉原氏の間で自民党系の票が割れるかどうか。

吉原氏に固めるのが定石なのでは?としつつ、現職の石阪氏も地方議員を中心に働きかけを行っていることは十分に考えられるため、「票が割れている可能性がある」と予想しました。

2つ目は、公明党がどう動くか。

自民党系の候補者2人に対して、現在公明党はどちらも推薦していません。

新田氏は、保守分裂選挙になると公明党は慎重になる傾向があり「どちらを推すのか、水面下で激しい駆け引きが行われているのではないか」と考察しています。

3つ目は、日本維新の会の勢い。

去年の衆院選以来、日本維新の会は高い支持率を維持しています。

この勢いで日本維新の会が町田市長選挙を制した場合、中央政界に与えるインパクトは大きいとみられます。

また、維新としてもこの選挙をもって首都圏への橋頭保を築きたいのでは、と新田氏は解説します。

4つ目は、無党派層の動きです。

町田市は住民の入れ替わりの多いエリア。

現職市長への評価が比較的フラットな新住民を含め、無党派層がどう動くかも気になるとのこと。

5つ目は、共闘路線を敷く野党の動向。

町田市ではこれまでに衆院選で野党の候補者が比例当選をしたこともあり、野党にとっても比較的地の利があるエリアといえます。

現在支持率が伸び悩む野党の共闘路線が、ここで立て直しできるのかどうかの分かれ目にもなりそうです。

以上の点から、新田氏は今回の町田市長選挙について「かなり熱い展開になるのでは」としめくくりました。

動画本編はこちら!

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