より良い医療提供へ 働き方改革推進へ中間報告 糸魚川総合病院

 糸魚川総合病院(糸魚川市竹ケ花、山岸文範院長)は3日、オンラインによる「働き方改革」中間報告会を実施した。

 同病院は「北陸一働きやすい病院」を目指し、昨年10月から働き方改革を推進している。医療スタッフがより医療に集中できる環境を整え、地域により質の高い医療を提供し続けていくことを目標に掲げている。株式会社ワーク・ライフバランス(東京都港区、小室淑恵・代表取締役社長)が支援している。

 同日は、初めに2019年から働き方改革を実践している長崎大学病院外傷センターの宮本俊之センター長がリモート参加し、先行事例を発表。続いて糸魚川総合病院の3モデルチームの手術室チーム、内視鏡チーム、医事課チームが休日取得や業務効率化、連携強化などの実践状況を報告した。

 発表と質疑応答を受け、参加者、聴講者がディスカッション・情報共有を行った。総括で山岸院長は「事前予測したより、しっかり取り組んでいただいている。今までになかったことで、課題も捉えられていた」と評価した。最終報告会は5月12日に行う予定。

オンラインで行われた「働き方改革」の中間報告会(提供写真)

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