「両津やまきホテル」を運営するやまきホテル株式会社(新潟県佐渡市)が事業を停止し事後処理を弁護士に一任、県内における36件目の新型コロナ関連破たん

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株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、「両津やまきホテル」を運営する、やまきホテル株式会社(新潟県佐渡市、資本金1,500万円、山口美津江社長)が1月27日付で事業を停止し、事後処理を小田将之弁護士(弁護士法人青山法律事務所、新潟市中央区)に一任した。負債総額は約11億円。新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは36件目となる。

同社は1979年に佐渡島内で初めてコンベンションホールを擁する9階建のホテルを新装オープン。加茂湖を一望できる眺望や、こだわりの料理などで、1993年3月期は22億6,395万円の売上高を計上していた。

しかし、佐渡島内への観光客の減少や、競争激化による宿泊料金の引き下げなどで、その後の売上高は減少傾向を余儀なくされていた。また、採算的にも恵まれず、厳しい資金運営を余儀なくされ、所有不動産には差押登記なども設定された経緯が認められるほか、インバウンド需要の低下やコロナ禍における集客の低迷もあり、2021年3月期の売上高は約5,000万円に落ち込んでいたもので、遂に支えきれず、今回の事態となった。

なお、今後の方向性は未定ながら、スポンサー企業を探し、事業を再開することも選択肢の1つとしている。