アルミ再生 作品できた 市木小の児童挑戦

アルミ缶を使って鋳造体験を行う市木小児童ら

 串間市・市木小(藤元安春校長、40人)は4日、鋳造体験を同校で行った。5、6年生15人が、アルミ缶がアルミ作品として生まれ変わるまでを学んだ。
 持続可能な開発目標(SDGs)の掲げる目標12「つくる責任 つかう責任」について学んでもらおうと初めて実施。図工の授業を活用し、中学校美術が専門の藤元校長が指導した。
 児童たちは最初、各家庭から持ち寄ったアルミ缶を金づちやペンチを使い、溶かしやすいようにつぶした。その後、しちりんにドライヤーで風を送りながら、お玉の上でアルミ缶を溶かし、石こうで作った数字やハートなどの鋳型に流し込んだ。自然に冷ました後、やすりを掛けて丁寧に仕上げていった。
 6年の中嶋優翔君(12)は「アルミ缶を再利用できて良かった。出来上がった作品を大切にしたい」と笑顔だった。

© 株式会社宮崎日日新聞社