フランク・ザッパのドキュメンタリー映画『ZAPPA』の日本公開に合わせ、映画サントラと『200モーテルズ』50周年盤の日本盤CD発売決定!

各方面から高い評価を得たドキュメンタリー映画『ZAPPA』の2022年4月22日に日本で公開されることに合わせ、そのキャリアを振り返る代表曲の数々や、映画音楽家のジョン・フリッゼルの書き下ろしスコアなどを収録した3CDのオリジナル・サウンドトラック・アルバム『ZAPPA(オリジナル・サウンドトラック)』の日本国内盤CDと、発売から50周年を迎えたフランク・ザッパのサウンドトラック・アルバム『200モーテルズ』(リマスター版2CD)の日本国内盤CDの2タイトルが4月20日に発売されることが明らかになった。 『ZAPPA(オリジナル・サウンドトラック)』は、マザーズ・オブ・インヴェンションのデビュー・アルバム『フリーク・アウト!』 (66年) から生前最後のアルバムとなった『イエロー・シャーク』 (93) まで、フランク・ザッパが残した膨大な音源から名曲/名演、重要な関連音源をピックアップした2枚のディスクに、ジョン・フリッゼルによるオリジナル・スコアを中心にしたディスクを加えた全68曲/3枚組の作品で、計12トラックの初CD化音源、ザッパのレーベルから世に出たアリス・クーパーの初期音源、ザッパが制作を担ったGTOsの楽曲、ザッパが指揮を執ったアンサンブル・モデルンのライヴ音源、彼が敬愛したストラヴィンスキー、ヴァレーズらの作品、さらにザッパ自身のインタビューなど多彩な関連音源を併せて収録。映画で使用される大半の楽曲を収録したサントラでありながら、20世紀を代表する音楽家を振り返るにまたとないコンピレーション作品にもなっている。 『200モーテルズ』は、フランク・ザッパによる初の映画作品で、ロック・ミュージシャンのツアー生活を描いたドキュメンタリーのサウンドトラックとして1971年10月に発売されたアルバム。今回発売されるものは、ザッパ家に保管されていたバックアップ・マスターを基に、名匠バーニー・グランドマンがリマスタリングを施した新装版となる。アルバムには、元タートルズのハワード・ケイラン&マーク・ヴォルマン(フロ&エディ)を擁した当時のマザーズのポップな楽曲群を中心に、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団演奏によるザッパ作のオーケストラ・ナンバー、名優セオドア・ビケル(バイケル)の歌唱が光る「ストリクトリー・ジェンティール」を筆頭とする代表曲を収録している。 4月22日に日本劇場公開される映画『ZAPPA』はフランク・ザッパ初の遺族公認ドキュメンタリー映画。制作に5年以上の時間を費やし、膨大な資料・素材から一般的には狂気の変人というイメージのザッパの、知られざる人間性と創作・芸術への真摯なアプローチを、丁寧に誠実に浮き彫りにしていく作品となっている。

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