大丸有協議会とBOLDLY、自動運転バスで信号機付き交差点を走行

一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(以下、大丸有協議会)とBOLDLY株式会社(以下、BOLDLY)は、2月18日から22日まで丸の内仲通り(東京都千代田区)における歩車共存空間での自動運転バスの走行実証を実施する。2月7日付のプレスリリースで明かした。

同協議会は2021年3月、丸の内仲通りが歩⾏者専⽤通⾏時間帯となる「丸の内仲通りアーバンテラス」の実施時間中に、低速の⾃動運転モビリティを運⾏した。今回は、走行区間を片道約350mから約630m(歩行者専用となる全区間)に延伸して、往復約1260mを走行する。

丸の内で自動運転モビリティが走行 歩行者専用時間帯に検証行う【大丸有協議会・BOLDLY】

⼀般社団法⼈ ⼤⼿町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(以下、⼤丸有協議会)と、BOLDLY 株式会社(ボードリー 以下、BOLDLY)は、⼤丸有地区におけるスマートシティのプロジェクトとして、3⽉8⽇から14⽇まで丸の内仲通り(東京都千代⽥区)で⾃動運転モビリティの実証実験を行う。丸の内...

また、同実証実験では、走行区間の延伸に伴い、自動運転バスが信号機付き交差点を通過する。これにより、“歩行者・モビリティ・ロボットが共存するウォーカブルな空間”の実現に向けた検証を行う。同空間は、「大丸有地区スマートシティビジョン・実行計画」に掲げる都市のリ・デザインに基づいたものだ。丸の内仲通りにおける移動の選択肢を増やすことで、より便利でにぎわいのある空間の創出を目指す。

さらに、同実証実験期間中は、アプリ「Oh MY Map!」(2021年12月リリース済)上にて、リアルタイムで自動運転バスの走行位置情報を提供する予定だ。両者は、今後も実証実験を通して得られるさまざまな知見を活用し、スマートシティの実現に向けて新たな挑戦を続けると述べている。なお、同取り組みは、2021年度「国土交通省(都市局) /スマートシティモデルプロジェクト(継続採択/3年目)直轄調査事業」の一環として実施する。

© 株式会社自動車新聞社