【新型コロナ】「何が起きても、早く打て」 菅前首相、岸田首相に助言「ひるむな」

菅義偉氏(資料写真)

 菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は10日、衆院議員会館の自身の事務所を訪ねた岸田文雄首相と約30分会談した。首相は新型コロナウイルスのワクチン接種についてアドバイスを求め、菅前首相から「何が起きても、最優先で早く打て」などとアドバイスを受けたという。

 岸田首相は7日の衆院予算委員会で接種について「1日100万回を目指す」と菅内閣の方針を踏襲する決意を表明した。9日には安倍晋三元首相からウクライナ情勢について意見を交換している。

 首相は菅前首相とのこの日の会談で「コロナ対策や外交の話をした」と説明。官邸関係者によると「『途中でいろいろ問題が起きてもひるむな』と励まされた」(同関係者)という。

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