ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--エスティ ローダー カンパニーズ（NYSE：EL）（ELC）は、世界的な3年間の300万米ドルの識字能力向上イニシアチブ「ライティング・チェンジ」の初年度の助成金受給団体を誇りを持って発表いたします。ライティング・チェンジは、大統領就任式で自作を朗読した米国史上最も若い詩人であり、受賞歴のある著述家で、エスティ ローダーのグローバル・チェンジメーカーでブランド・アンバサダーのアマンダ・ゴーマンに触発されたものです。
識字能力の持続的な進歩
識字能力は自己効力感と自己肯定感を構築し、機会を解き放つとともに、人々にコミュニティーと社会に十分に参加する力を与えます。しかし、長年にわたる識字率の着実な上昇にもかかわらず、世界には読み書きができない子どもと大人が7億7300万人以上おり、その大半が少女と女性です。米国では4300万人以上の成人が機能的な識字能力を欠いており、高校卒業者の3分の2近くは、読解力がまだ標準を下回っています。
COVID-19パンデミックにより、特に低所得または農村部のコミュニティーや、有色人種のコミュニティーにおいて、教育にさらに混乱が生じ、識字能力と学習の持続的な進歩に不可欠なツール、リソース、プログラムへのアクセスにおける既存の不平等が拡大されています。
ライティング・チェンジは3年間にわたって、識字能力の格差を縮めることに取り組む組織に投資をし、以下の3つの焦点の柱全体で構造的変化を推進する努力を支援します。
- アクセス：特に困窮しているコミュニティーに対して、教育が基本的権利であることを保証するための識字プログラムへの公正なアクセス
- 唱道：すべてのレベルで文学における代表性を推進するための多様な著述家および若いリーダーの出版と支持
- 若者の芸術的表現：特に有色人種の少女のために、執筆を通じて若者の創造性を高め、芸術的・社会的表現への情熱を育むコミュニティー・プログラム
ライティング・チェンジ・イニシアチブは、各柱のプログラムの進捗状態に関する厳正な報告を含め、非営利パートナーと緊密に連携して、毎年助成金受給団体の影響を追跡し、評価します。
初年度の助成金受給団体
初年度のライティング・チェンジは、2年目と3年目に世界的に拡大する可能性を持つ米国の組織に焦点を当てます。ライティング・チェンジの助成金受給組織は、若者、家族、多様なコミュニティーへの影響を促進する実績に裏付けられた能力、非営利セクターを通じた協働の実証された能力、ライティング・チェンジのアクセス、唱道、芸術的表現という柱を通じてプログラムの規模を拡大する能力に基づいて選ばれました。ライティング・チェンジは初年度に、米国の以下の5つの組織に資金を提供します。
アクセス
- アメリカ図書館協会（ALA）：世界最大の図書館組織であるALAは、学習を向上させ、すべての人の情報へのアクセスを確実にするために、図書館と図書館教育の促進に取り組んでいます。ライティング・チェンジからの資金は、米国の12館の図書館が地域のアーティストと提携して、低い教育水準や雇用率のリスクにさらされている若者を含むさまざまな人々の識字能力とデジタル・スキルを構築する芸術プログラムを実施するための革新的なパイロット・プロジェクトを支援します。ALAデジタル・アクセス・プログラムは、図書館の活動範囲をそれぞれのコミュニティーへと広げ、教育の持続性、経済的流動性、市民参加に向けた手段としての図書館の認知度を高めることを目的としています。このプロジェクトは、多様な芸術的表現をコミュニティーの基盤として強調し、初年度に約3600人に到達することを目指しています。
唱道と代表性
- We Need Diverse Books（WNDB）：誰もが本のページの上に自分自身を見出すことができる世界を創ることにより、制度的人種差別および抑圧と闘うという1つの目標の下で結び付いた12件の刺激的なイニシアチブを実行する501(c)(3)非営利団体です。ライティング・チェンジからのサポートを通じてWNDBは、適合した助成金、メンターシップ・プログラム、ワークショップ、コミュニティー構築における活動を前進させ、特にThe Native Fund、The Black Creatives Fund、Revisions Workshopの推進に向けたサポートを提供します。
芸術的・社会的表現の一形態としての執筆への若者の関与の促進
- Girls Write Now：Girls Write Nowは、25年にわたってジェンダー、人種、年齢、貧困の障壁を打ち破りながら、ビジネスに影響を与え、文化を形作り、変化を生み出している次世代の著述家やリーダーを指導してきました。若い成人（90%以上が有色人種、90%が貧困世帯、75%が移民または第一世代、25%がLGBTQIA+／ジェンダー・エクスパンシブ）を、個人的なメンターとしてプロの著述家やマルチメディア制作者とつなぎ、支援的でネットワーク化された著述家コミュニティーに生涯にわたって引き込んでいます。ライティング・チェンジのサポートを通じて、Girls Write Nowは中核的プログラムとWriting 360プログラムで全国的なプレゼンスを高めることを目標とし、来年はさらに600人の若者に到達することを目指しています。
コミュニティー支援
ライティング・チェンジ・イニシアチブは、ロサンゼルスの団体WriteGirlとミネアポリスの団体MIGIZIへのさらなる2つの地域コミュニティー・ベースの助成金にも資金を提供します。
- WriteGirl：ロサンゼルスを拠点とする創作的作文とメンタリングの組織WriteGirlは、少女とそのペンの力にスポットライトを当てています。WriteGirlは、400人以上の少女と、創作的執筆メンターの役割を果たす400人のボランティアの女性著述家のコミュニティーを代表しています。WriteGirlの卒業生の100%が大学に入学し、その多くが全額または部分的な奨学金を受けています。ライティング・チェンジの資金提供は、創作的作文ワークショップや専門家の女性による1対1のメンタリング、リーダーシップ開発、大学／キャリアに焦点を当てたリソースを少女にもたらすWriteGirlコア・メンタリング・プログラムを通じて、十分なサービスを受けていない少女のための識字能力を基盤としたプログラムをサポートします。
- MIGIZI：ミネソタにあるMIGIZIは、ネイティブ・アメリカンの若者の教育的、社会的、経済的、文化的発展を育む強固な支援の輪を提供しています。ライティング・チェンジは、ネイティブ・アメリカンの若者に21世紀のメディア・スキルを授け、ネイティブ・アメリカンのメディア表現にプラスの影響を及ぼす方法を教えるとともに、新進のストーリーテラーに向けたアートとメディアのスペースを提供するMIGIZIのファースト・パーソン・プロダクション・プログラムをサポートします。
ライティング・チェンジと初回の助成金受給団体の詳細については、エスティ ローダー カンパニーズの企業サイト（elcompanies.com/en/our-commitments/social-impact/writing-change-amanda-gorman）をご覧ください。
引用
「これらの価値のある組織の活動が、ライティング・チェンジを通じて、さらに多くのコミュニティーに到達し続けられることをうれしく思います。識字能力における代表性は重要です。若者にとって、識字能力は進歩につながる社会的表現への道です。私は、言葉は世界を変えられる行動につながると心から信じています。今後実現される取組みをとても誇りに思い、ライティング・チェンジを通じたこの初年度の影響を楽しみにしています。」- アマンダ・ゴーマン、エスティ ローダー・グローバル・チェンジメーカー
「ゴーマンは、新しいリーダーの世代全体のロールモデルであり、私たちはゴーマンのエネルギー、情熱、ソートリーダーシップから深く刺激を受けています。識字能力の素晴らしい岐路を生み出しているこれらの驚くべき組織を支援することを光栄に思い、大きな期待を抱いています。」- ウィリアム・P・ローダー、執行会長、エスティ ローダー カンパニーズ
「私たちは、ライティング・チェンジを開始することを非常に誇りに思います。このプログラムは、特に女性と少女のための教育の向上への当社の長年の取組みと深く結びついており、変化の手段としての識字能力とその使命に対するゴーマンの信念に大きく触発されました。ゴーマン自身が、ストーリーテリングの力と言葉が若者の生活に及ぼす影響、そして言葉がいかに変化をもたらすきっかけとなり得るかを示しています。」\- ファブリツィオ・フリーダ、社長兼最高経営責任者（CEO）、エスティ ローダー カンパニーズ
エスティ ローダー カンパニーズについて
エスティ ローダー カンパニーズは、高品質のスキンケア、メークアップ、フレグランス、ヘアケア製品を製造・販売する世界的リーダー企業の1つです。当社の製品は約150の国と地域で販売され、そのブランドには、エスティ ローダー、アラミス、クリニーク、ラボ シリーズ、オリジンズ、トミー ヒルフィガー、M・A・C、ラ・メール、ボビイ ブラウン、ダナ キャラン ニューヨーク、DKNY、アヴェダ、ジョー マローン ロンドン、バンブル アンド バンブル、マイケル コース、ダルファン パリ、トム フォード ビューティ、スマッシュボックス、エルメネジルド ゼニア、エアリン、ルラボ、エディション・ドゥ・パルファン・フレデリック・マル、グラムグロウ、キリアン パリ、トゥー フェイスド、ドクタージャルト、およびジ・オーディナリーとNIODを含むDECIEM傘下ブランドがあります。
エスティ ローダー カンパニーズ慈善事業財団（ELCCF）について
エスティ ローダー カンパニーズの価値観と従業員の情熱が推進するELCCFの使命は、特に女性と女子に注力しながら、多様な世界のコミュニティーの社会福祉を改善することです。ELCCFは、健康、教育、環境という3つの柱に取り組みを集中させながら、この柱に一致した活動を行う米国と世界各国の団体に毎年助成金を授与しています。
アマンダ・ゴーマンについて
アマンダ・ゴーマンは、大統領就任式で自作を朗読した米国史上最も若い詩人です。ゴーマンは、環境、人種平等、ジェンダー公正の唱道に取り組んでいます。その積極的な行動と詩は、トゥデイ・ショー、PBSキッズ、CBSディス・モーニング、ニューヨーク・タイムズ、ヴォーグ、エッセンスで取り上げられてきました。ハーバード大学をcum laudeで卒業後、現在は出身地のロサンゼルスに住んでいます。2017年にゴーマンは、国内の60を超える都市、地域、州の優れた若い詩人を支援するプログラムであるアーバン・ワードにより、初の全米青年桂冠詩人に選ばれました。2021年大統領就任式での自作の詩「The Hill We Climb（私たちが登る丘）」の朗唱は高い評価を得て国際的な注目を浴びました。ゴーマンは2021年2月にタイム誌の表紙に登場し、ヴォーグ2021年5月号では同誌の表紙を飾る初めての詩人となりました。また、ポーター・マガジン2021年7月号の表紙のスターとなり、ゲフェン賞の2021年バックステージでアーティスト・インパクト賞を受賞しました。ゴーマンは、バラエティのパワー・オブ・ウーマンの5人の受賞者の1人および表紙のスターとなり、また、グラマーのウーマン・オブ・ザ・イヤーの3人の表紙スターの1人になりました。2021年3月には、就任式の詩「私たちが登る丘」の特別版が出版されました。2021年9月に発売された初の絵本「Change Sings」と、2021年12月に発売された詩集「Call Us What We Carry」はともに、ニューヨーク・タイムズ、USAトゥデイ、ウォール・ストリート・ジャーナルのベストセラー・リストで初週1位を獲得しました。https://www.theamandagorman.com/をご覧ください。
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https://nces.ed.gov/pubs2019/2019179.pdf
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