ANAら、ドローン配送の実証を長崎県五島市で実施 日用品と医薬品を輸送

ANAホールディングス株式会社(以下、ANAHD)、長崎県五島市(以下、五島市)、株式会社そらや(以下、そらや)、国立大学法人長崎大学(以下、長崎大学)は、福江港から二次離島である久賀島、椛島の2島に向けて、日用品ならびに医薬品をドローンで配送する実証実験を行う。そらやが2月9日付のプレスリリースで明かした。

ANAHDと五島市は2019年8月、二次離島地域住民の生活利便性を向上することを目指したドローンによる物流の実証を行った。さらに、ANAHDは、航空機の安全運航に関する知見を生かし、ドローンオペレーターとして、無人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル3)による実証実験を行っている。2022年度のレベル4解禁を目処としたドローン配送サービスの事業化にむけて、継続して検証を実施中だ。

五島市 ANAHDなど4社と共同でドローンによる離島間無人物流の実証実験実施

ANAホールディングス株式会社(以下「ANAHD」)と五島市は、株式会社自律制御システム研究所(以下「ACSL」)、株式会社NTTドコモ(以下「ドコモ」)、株式会社プロダクションナップ(以下「NAP」)と協力し、長崎県五島市における有人島間にドローンを用いた物流網を構築し、二次離島地域住民の生活利便...

同実証実験は、五島市の「令和3年度五島市ドローンi-Landプロジェクト離島間無人物流実証事業」の採択内容に基づいて、2月9日から3月8日まで実施する。目的は、二次離島在住の人々の生活必需品ならびに医薬品を、地元の人が運航するドローンで輸送する、日常生活に根付いた物流体制モデルの構築に向けた検証だ。なお、日用品の配送サービスは、スーパーマーケット ダイキョーバリュー福江店で取り扱う商品を対象として2月9日から開始、処方箋医薬品の配送実証は3月4日から実施する。なお、医薬品は、検証のため偽薬品等を輸送する予定だ。

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