乳がん患者の『運動』は再発リスクを低下 簡単運動紹介サイトも登場 両側乳がんになりました134

みなさん運動してますか?

いつもお読みいただきありがとうございます。みなさん、乳がんにおいて、適度な運動をすることで再発リスクを低下させる、といわれているのをご存じですか?

そんなこといったってどんな運動から始めたらいいのかわからないという方も多いと思います。私は入院中に『バラが咲いた』で体操をはじめ、自己流ストレッチをしていますがどこまで伸ばしたらいいものか、どの程度の強度までいいのかな、と悩むことも多いです。

1月にそんな患者さんの声にこたえた運動プログラムを紹介したサイトが公開されました。『POSITIVE FITNESS(ポジティブフィットネス)』です。
監修したのは聖路加国際病院のブレストセンター長の山内英子先生 そしてスポーツ医学博士で乳がん患者専門のスポーツトレーナーをされている奥松功基先生です。

コロナ禍より前に企画されていましたが、撮影ができない期間が続き、時間はかかりましたが、コロナ禍の今だからこそ役立ててもらえるコンテンツとして出来上がったそうです。

企画されたのはジェネリック医薬品でおなじみの東和薬品。
これまで、がん患者さんやご家族に向けた運動と食事に関する役立つ情報を届けたいと冊子などで展開。
乳がんにおいては運動することでQOLが上がったり、再発リスクを下げるエビデンスもあることから“乳がんに特化”したコンテンツがあったほうがいいのでは、と企画されました。
山内先生がよくおっしゃっている『運動して得しちゃおう』をカタチにされたそうです。

https://www.towayakuhin.co.jp/healthcare/positivefitness/

まず、サイトでは山内先生による『乳がんと運動の関係性』についての知識が学べます。体重が増える訴えが多い、から始まり、運動することでどんな利益があるのかについてお話があります。

様々な症状に向けた不安の受け止めをしてくださるのでこの動画を見るだけで私は心も落ちつきました。その後は簡単なサイト上でのQ&Aに答えると自分にあった運動量のプログラムがおすすめされる仕組みです。レッツ・ポジティブ・フィットネス!という先生の掛け声にほっこり、します。

選んだ結果で奥松先生による患者さんの体力や運動習慣から『入門編』『中級者編』『上級者編』と3段階の運動強度に分けたプログラムになっています。さらに中級・上級は、腹筋、下半身、上半身にも分かれているので自分の気になるポイントを重点的にできるのも面白い試み、です。(※必ず主治医の先生にご相談の上、取り組んでください。)

安全性を確保するために今の状況をチェックしてもらうことにしたそうです。強度に対して不安を感じる人には入門編に誘導できるようになっています。

術後の痛みや肩が上がらない、と訴える患者さんが多いです。私自身も一度四十肩?五十肩で肩が上がりにくくなったこともありました。
そうなってしまうともう整形外科にいくべきなのですが、そうなる前に、逆に治ったあとその状態をキープするためにも運動は大事、
と先生に言われました。でもどんな運動が適しているのかわからない、、と思っていましたので今回の運動の数々は、なるほど、というものばかりでした。

監修の山内先生と奥松先生も『コロナ禍で集まって運動ができないところ、ご家庭で簡単にできることにニーズがあるのではないか』と話されています。

東和薬品では、薬を飲みやすくするなどの改善だけでなく、こうした『病気になる前の健康な状態に戻す、または悪化させない』という健康に関する取り組みを進めていきたいそうです。このサイトは無料ですし、なんの登録もいりません。
このほかにも音楽療法や体操のコンテンツもあるそうですので、サイトをのぞいてみてください。

https://www.towayakuhin.co.jp/healthcare/positivefitness/

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