アストンマーティンF1が新車AMR22をシェイクダウンへ「テストまでにシステムチェックの時間を作る」

 アストンマーティンは、2022年型マシン発表の時期に本物の新車を披露する初のF1チームであるだけでなく、新車をコースで走らせる最初のチームにもなりそうだ。

 現地時間2月10日(木)に、アストンマーティンは新マシン『AMR22』をアストンマーティン・ラゴンダのゲイドン本社で発表した。チームはシーズン中に許可されている2回のフィルミングデーのうちの1回目を11日(金)の午前中に実施する予定だ。FIAが許可した制限距離100kmを新車が走行する。

「我々は明日シェイクダウンを行う。シェイクダウンをできるだけ早期に行ってマシンのシステムをチェックし、シェイクダウンとバルセロナテストの間に時間を作りたかった」とアストンマーティンのチーフテクニカルオフィサーを務めるアンディ・グリーンは説明した。

「それが明日シェイクダウンを行う理由だ。対応する時間を取れるようにするためだ。明日のシェイクダウンがうまくいって、なにも対処が必要なければいいのだが」

アストンマーティンF1の2022年型マシン『AMR22』

 グリーンは金曜日に誰がマシンを走行させるのかについては明らかにしなかったが、彼はシステムチェックを迅速に行うことの重要性を強調した。他のチーム同様に、3月20日の開幕戦バーレーンGPまで非常にタイトなスケジュールで動いているからだ。

 各チームは2月23日から25日にスペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで最初のプレシーズンテストを迎え、その後3月10日から12日にかけて第2回目の3日間のテストをサクヒールで行う。

「マシンは完全に新車で、以前のものから引き継がれたものはない。プレシーズンテストは非常に短く、2回目のテストは開幕戦直前でほとんど対応するのは不可能だ。だから1回目のテスト前にシェイクダウンを行うのがいいだろうと考えた」とグリーンは語った。

「そのようにしてシェイクダウンの日程を決めたので、発表会がその前日になってもおかしくない。我々には事実上の準備ができているマシンがあるのだから、論理的な理由があるわけだ」

アストンマーティンF1 2022年型マシン『AMR22』
アストンマーティンF1の2022年型マシン『AMR22』
アストンマーティンF1の2022年型マシン『AMR22』
アストンマーティンF1の2022年型マシン『AMR22』

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