映画「ちょっと思い出しただけ」メイキングムービー解禁!

『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画をつくったら〜』や『くれなずめ』と2021年も注目作が続いている松居大悟監督が、主演に池松壮亮と伊藤沙莉を迎えて描くオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が2022年2月11日(金・祝)に公開。本作は2021年10月30日(土)より10日間に渡って開催された第34回東京国際映画祭でコンペティション部門に選出され、観客賞とスペシャルメンションを受賞。 この度、本作の制作過程を追ったメイキング映像が解禁。『ちょっと思い出しただけ』ができるまで…クランクアップから遡る映画の軌跡。 本作は、ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」をもとに松居監督が書き上げたオリジナル作品で、初の完全オリジナルラブストーリーとなる。 怪我でダンサーの道を諦めた照生(てるお)とタクシードライバーの葉(よう)。2人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出した。年に一度訪れるある1日だけ遡り、現代を反映させつつ描いた松居監督独自の物語だ。 2021年8月6日。コロナ渦の東京で、映画『ちょっと思い出しただけ』の撮影がクランクアップを迎えた。今回解禁となるメイキングムービーは、本作のメイキングを担当した映像作家のエリザベス宮地が自ら編集。本編になぞらえ映画のクランクアップから撮影を遡るという本作ならではのスタイルで、映画『ちょっと思い出しただけ』ができるまでを映し出している。膨大なメイキング映像から厳選した映像は一瞬たりとも見逃せない。 映像冒頭、無事に撮影が終了した喜びと安堵の気持ちを込めて笑顔を見せる伊藤沙莉、松居監督と熱い抱擁を交わす池松壮亮らの姿が映し出され、俳優として映画にも出演する尾崎世界観の姿や、劇中、キーポイントとして登場する様々なシーンやメイキング風景が次々と切りとられていく。さらに、撮影の合間で、主題歌でもある「ナイトオンザプラネット」から作られた映画にかける想い、制作秘話、現場での思い出などを、松居監督、池松壮亮、伊藤沙莉が口々に明かし、尾崎世界観が、始まりとなった曲「ナイトオンザプラネット」の誕生秘話についても明かしている。 本作の撮影は、2021年7月20日から約2週間というスケジュールで行われた。松居監督は「2021年から過去に遡っていく物語なので、観客に嘘をつきたくなかったんです。マスクやアルコール消毒、タクシーの飛沫防止用のビニールシートなど、今では生活に欠かせなくなった当たり前の景色があって、粛々と東京五輪が行われていて、現実にフタをしないように気をつけました。2021年7月にしか撮れない映画になったと思います」と明かしており、コロナ渦という時代と正面から向き合い、現代を生きる誰しもがリアリティを感じられるような映像にこだわって撮影に臨んだ。 さらに、多くの楽曲で映像作品を作り上げてきた松居監督と尾崎だが、松居監督は「バンド名の由来となった映画の題名を曲名につける、というのは覚悟がいること。」とこの曲には他とは違う何かを感じ取ったとか。そんな覚悟に触発されてか、自身でも初めてとなる完全ラブストーリーを書き上げ、第34回東京国際映画祭でコンペティション部門に出品され、観客からの圧倒的支持を得た観客賞と本作のために設けられたというスペシャル・メンションをW受賞する快挙を成し遂げた。 この冬、絶対に見逃してはいけない傑作ラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』は2月11日(金・祝)に公開。

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