日常生活で使えるドライビングギア 「ドライビングソックス」のススメ

ドライビングシューズやグローブなどは、車の運転の際に操作性を向上させて一体感を生み出したり、または長時間のドライブでも疲れにくくする構造とされていたりする。今回はドライビングソックスを紹介。皆さんにも是非とも試していただきたい。

メインカットとしてどんな写真を撮れば良いのだろう、と考えた。靴を履いてしまうと肝心のドライビングソックスが見えないし、3D立体裁断という構造上、単体平置きでは良く分からない。それならば! と履いてみた。

ルーズソックスの真逆的立ち位置

ドライビングソックスというのはいわゆる加圧(着圧)インナーの類に含まれるものだ。私が愛用しているのはスバルSTiブランドのもので、長時間ドライブの疲労軽減を目的に開発されている。3D立体裁断がされており、足の甲、裏、母指、小指、足首、ふくらはぎと、それぞれ異なる強さで包み込まれる感じである。ガングロコギャルがふくらはぎからずり落ちるルーズソックスを、ソックタッチを使いとめていたことの反対のスタイルである。私は色々とルーズな面があるが、たまには引き締まったことをしてみるのも良いかと思ったことが話の発端だったというわけでもない。ただこれが使ってみたらとても良いものだったので、世の中にはこんなものがあるということを共有したいのだ。

車好きならば足元から「STi」のロゴが見えたら、確実に反応してしまうだろう。スバル車オーナーでなくとも欲しくなってしまうドライビングソックスだ。
母子、小指から踵まで、足の形状に合わせた独自の立体構造とすることで疲労を軽減する。土踏まずにあるアーチ部分の落ちを防ぐ裁断パターンなども良く考えられている。, 左右それぞれ専用設計となっているため、上部の裏側にはR、Lと記されている。2足を使いまわしていることもあり、一度だけ両足にL側を履いてしまっていたことがあった。
母子、小指から踵まで、足の形状に合わせた独自の立体構造とすることで疲労を軽減する。土踏まずにあるアーチ部分の落ちを防ぐ裁断パターンなども良く考えられている。, 左右それぞれ専用設計となっているため、上部の裏側にはR、Lと記されている。2足を使いまわしていることもあり、一度だけ両足にL側を履いてしまっていたことがあった。

疲労感軽減! 長時間のドライブで威力を発揮

ドライビングソックスの存在を知った時に、試しにひとつ手に入れて使用してみた時のインプレションから書き記そう。まずは片方を足に突っ込んだ時点で違和感を覚えた。普段ヨボヨボの靴下を使っているわけではないのだが、それにしても常時足元を締め付けられているような感覚は、気が散ると思えたのだ。しかし実際に長時間のドライブ時に着用した際には疲労感がたしかに減っていたので驚いた。むしろ使っていくうちに、足をぎゅっとサポートしてくれることに快感を覚え始めてしまい、日常的に使うようになっていったのだ。

使えば使った分、足に馴染んでいくような気がするドライビングソックス。少々薄手なこともあり、履く靴によってマッチングの良し悪しがあるが、足をサポートしてくれる感覚に惚れた。3足目をおろす日も近い。

しっかり乾いてから使うこと

日常生活に使い始めたら止まらなかった。これまで履いていた靴下の出番が減り、洗濯から上がってきたドライビングソックスを優先的に選ぶようになる。すると、ジョギングしたあとやバイクでサーキットを走行したあと、満員電車に揺られた時など、日々の生活全般において足の疲れが減少していったのだ。挙句の果てには干している最中の乾いていないドライビングソックスに手を伸ばすようになってしまい、いかにせんワイフに注意される始末だ。

ハマってしまい3足目!

中毒性すら覚え始めてしまっている私は、現在ストックしてあった3足目をおろしてしまうかと考えている次第である。ドライビンググローブやドライビングシューズだと日常生活での出番が少ないかもしれないが、ソックスなら毎日使えることもある。1点だけ合わなかった場面があった。それは海外へ行く際の飛行機内で使用した時のことだ。足のむくみが軽減できるのではないかと着用していったのだが、反対に足が痛くなる結果となった。このようなことも色々とテストを行わなければ分からないことだ。

なお、少し前まではドライビングソックスを製造販売しているブランドをしばしば見かけたが、現在は私が愛用しているスバル STiのソックスのみのようだ。ドライビング時の疲労軽減に限って言えば性能的に劣るだろうが、加圧ソックスでも代用となるかもしれないとも考えられなくはない。ということは加圧ソックスを手に入れてドライビング時に活用するのも手なのだろうか!?

ドライビンググローブも様々な種類がある。洒落たデザインのものを用意しておけば、冬場などファッションコディネートのアイテムとしても活用することができる。ここで紹介するドライビンググローブ及びドライビングシューズは、Motorimodaにて取り扱われている。, AUTODROMO ストリングバック・ドライビング・グローブ(2万350円)。50~60年代のビンテージグローブをモチーフとしたデザインで、クローシェ編みのコットン素材が手の甲に施されており、高い伸縮性と通気性を兼ね備える。
ドライビンググローブも様々な種類がある。洒落たデザインのものを用意しておけば、冬場などファッションコディネートのアイテムとしても活用することができる。ここで紹介するドライビンググローブ及びドライビングシューズは、Motorimodaにて取り扱われている。, AUTODROMO ストリングバック・ドライビング・グローブ(2万350円)。50~60年代のビンテージグローブをモチーフとしたデザインで、クローシェ編みのコットン素材が手の甲に施されており、高い伸縮性と通気性を兼ね備える。
ドライビングシューズと言っても、サーキットなどで使用するレーシーなものから、日常的にも使いたいスタイリッシュなものまで様々なタイプがある。気に入ったものを一足用意しておきたいところ。, NEGRONI グランプリハイトップ(4万2900円)。60~70年代初頭にかけてのレーシングシューズをオマージュしたモデル。ラバーシューレースを採用しており、高いフィット感と着脱のしやすさがポイント。
ドライビングシューズと言っても、サーキットなどで使用するレーシーなものから、日常的にも使いたいスタイリッシュなものまで様々なタイプがある。気に入ったものを一足用意しておきたいところ。, NEGRONI グランプリハイトップ(4万2900円)。60~70年代初頭にかけてのレーシングシューズをオマージュしたモデル。ラバーシューレースを採用しており、高いフィット感と着脱のしやすさがポイント。

【筆者:小松 男 撮影:小松 男、Motorimoda】

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