幕張メッセで開催中の『ジャパンキャンピングカーショー2022』。2021年12月にフルモデルチェンジしたばかりのダイハツ 新型アトレーベースの軽キャンパーが早くも出展されていたのには驚いた!
ワイドバリエーションを誇る「ラクネル」シリーズに新型アトレーが早くも登場
株式会社メティオ(埼玉県さいたま市)が、2010年から販売するキャンピングカー「ラクネル」シリーズ。
スズキ エブリイなどの軽バンを用いた「ラクネル・レスト」、日産 NV200バネットベースの「ラクネル・ステイ」、トヨタ タウンエースをベースにした「ラクネル・ヴィラ」、トヨタ ハイエースがベースの「ラクネル・バンツアー」などのワイドバリエーションを誇る。
そして新型アトレー/ハイゼットカーゴのフルモデルチェンジに合わせ、メティオは新たに「ラクネル・バンツアー アトレーバージョン」の発売を開始した。
“本当に使い勝手の良いキャンピングカーとは何か”という命題に全力で取り組む、同社のクラフトマンシップが投入された一台となっている。
強靭なアルミ材がもたらす強度に優れたベッドが、快適な車中泊を実現
ラクネルシリーズの特徴は、軽量かつ強固なアルミ製チャンネル材による3Dアルミフレームを組み上げ、家具を装着する独自の構造にある。
軽バンのようにスペースが限られたベース車でも、対面ダイネットやフルベッド、片側だけのベッド展開などの多彩なシートアレンジを効率的に実現する。
またアルミフレームの下に生まれる広い空間を活用し、ベッドを展開した状態でも、床下への長尺荷物の搭載を可能としている。
一台一台に合わせ綿密な採寸を受けて作られるアルミフレームは、ボディサイズギリギリに組み上げる工法を採用しており、ベース車への穴開けが不要なのも嬉しいポイントだ。
1.9m超のベッドで大人2人がゆったりと就寝できるスリープモードでも、強靭なアルミフレームが威力を発揮。強度に優れたベッドで、快適な車中泊が楽しめる。
ベッドの長さ・室内空間のイメージは、身長180cmのMOTA編集部T氏が乗り込んだ写真を参照あれ。
新型アトレーの広い室内空間を最大限に活用
ベッドマットを取り払って生まれるリラックスモードでは、車内での休憩やワーケーションに最適。ぐらぐらしがちなテーブルも、ラクネルではしっかり据え付けられている。頭上までしっかり広くなった新型アトレーでは、想像以上に過ごしやすい空間が生み出されていた。
装備の面では、容量18リッターの冷蔵庫やソーラーパネル端子も装備したCTEK走行充電器、電子レンジ、換気ファンなど、選択出来るオプションも豊富だから、好みや使い方に応じて選びたい。
[筆者:遠藤 イヅル/撮影:和田 清志]