遊撃のレギュラーを目指す森が1軍で唯一の打点をたたき出した。
1点を追う四回無死二塁。進塁打を意識しながらファウルで粘った末の7球目を右中間への適時二塁打とした。3打席目も四球を選び、課題の守備でも堅実なプレーを見せた。森は「自分の一つのプレーで(チームに)いい影響を与えるかを意識して毎日、毎試合やっていきたい」と意欲をのぞかせる。
春季キャンプは間もなく折り返しを迎え、疲労もピークに達している。それでも、試合後には石井野手総合コーチとのノックに励むなど休む暇はない。高卒3年目の背番号6は「シンプルにきつい。でも、シーズン中はこれよりもきつい時があると思うので、いい練習だと思って自分を追い込んでやりたい」とグラウンドを後にした。