リーグ3連覇への鍵を握る注目の新戦力にとって、苦いデビュー戦となった。札幌から加入したタイ代表のチャナティップは「まだチームに入って間もないので、慣れていない部分もある。プレーも硬いかな」と首をかしげた。
左FWで出場した前半は孤立する場面が多かった。ただ、インサイドハーフに移った後半は「自分らしいサッカーができるようになった」と、高い技術で周囲と息の合った連係も生み出した。
年末年始に代表活動があり、合流してまだ半月。「チームメートを見過ぎて相手を見られなくなってしまった」という課題は時間が解決してくれる。
攻守に貢献度の高かった旗手(現セルティック)の穴を埋める存在として期待される。「よりチャナティップらしいサッカーを見せ、いいプレーをすることにフォーカスしたい」と開幕を見据えた。