新庄監督が日曜日に帽子を“被らない”ワケ 「ファンは宝物」を自ら実践中

日本ハム・新庄剛志監督【写真:羽鳥慶太】

「ファンの皆さんに写真撮影してほしいから…」

今春のキャンプでは人数などの制限があるとはいえ、スタンドにファンの姿が戻って来た。キャンプインしてから2度目の週末を迎え、特に大きな注目を集めているのが新庄剛志監督が率いる日本ハム。そしてビッグボスには「日曜日に守る」と決めているあるこだわりがある。

「日曜は基本的に帽子を被りたくないんだよね……。ファンの皆さんに写真撮影してほしいから」

実際に、6日の日曜日はほぼ1日、グラウンドでは帽子を被らず過ごした。トレードマークのサングラスを外す場面もあり、どんな表情をして、どこを見ているのかひときわよく分かった。その狙いはファンサービスの一環だというのだ。

今季のチームスローガンは自ら提案した「ファンは宝物」だ。そして目指すのもファンを楽しませ、そのために選手自身が楽しむ野球だと事あるごとに口にしている。6日の紅白戦後には、100人の子どもたちに帽子をプレゼント、自ら被せてコミュニケーションをとった。新型コロナウイルス感染拡大のため実行できなかったが、ファンと集合写真を撮るプランもあった。

ちなみに、髪型は今後さらに変化がありそうだ。「ビッグボスヘアーをみんな見ているでしょ。真似したくなるような髪型を考えているんだけど、中々ね……」。ちなみに、カットとカラーで別の美容師を頼んでいるというこだわりよう。見られることで、新たなアイデアも浮かぶのかもしれない。(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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