数十メートルの火柱と黒煙…米軍、普天間飛行場で夜間消火訓練

 【宜野湾】12日午後8時すぎから、米軍普天間飛行場内で消火訓練が実施された。数十メートルの火柱と黒煙がたびたび発生。同飛行場内の消防は宜野湾市に対し、訓練ではジェット燃料を用い、有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)を含む泡消火剤は使わず、水を使用する予定と説明した。
 市によると、飛行場内の消防から、12日午後8時から13日午前3時まで、飛行場北側にある「ピットトレーニング」で消火訓練をすると連絡があった。また「多少の黒煙が上がることが想定される」と説明したという。
 市は地域住民への影響がないよう、配慮を申し入れた。12日午後9時半までに市消防本部や宜野湾署に通報はなかった。
 (金良孝矢、写真も)

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