【動画】フェラーリのドライバーたちがファンへの感謝と2022年の意気込みを語る

 短いウィンターブレイクを終え、フェラーリのドライバーたちはフィオラノのテストトラックに戻ってきた。1月26日から3日間に渡って行われたテストでは、カルロス・サインツとシャルル・ルクレールのレギュラードライバーふたりと、テストドライバーのロバート・シュワルツマンが走行。カメラを向けられたドライバーたちは、ファンへの感謝と2022年シーズンへの意気込みを語った。

 フェラーリ加入2年目のシーズンを迎えるカルロス・サインツはこの日、一年前にフィオラノで初めて走行した日のことを思い出したという。そのうえで彼は「でも今はよりここがホームだと感じられているんだ」と語り、フェラーリドライバーとして、ある伝統を引き継いだことを明かした。

「ティフォシに挨拶に行くという、とても大切な伝統は失わずに済んだよ。良い伝統は決して変えてはいけないと思うから、これからも毎年やっていきたいね」

 地中海に面するイタリアとはいえ、北部のフィオラノでは1月の気温は0度近くまで下がる。それでもテスト日のコース脇には、その様子をひと目見ようとするファンたちの姿があった。

 シャルル・ルクレールも「こんな天気なのにトラックにやってきてくれてありがとう」と寒さのなか集まったファンたちに感謝を伝えると、「サーキットで皆さんに会えるのを楽しみにしているよ」と語った。

 2021年のFIA-F2でランキング2位につけたロバート・シュワルツマンは、今季フェラーリのテストドライバーに就任。「マシン、エンジニア、チーム、全てがいい感じだ」と早速フェラーリの雰囲気に馴染んだ様子の彼は、「この(テストドライバーという)新しい役割は気に入っているし、僕の将来に向けてより良いものにしていきたい」と期待感をにじませた。

 今回のテストは2018年型マシンSF71Hで行われた。フェラーリの新車『F1-75』は2月17日に発表される予定だ。

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