【DeNA】守護神候補の伊勢、今キャンプ最多150球投げ込み「大学4年以来」

汗をしたたらせて力投する伊勢=アトムホームスタジアム宜野湾(代表撮影)

 横浜DeNA3年目の伊勢が今キャンプ最多となる150球の熱投。小谷コーチングアドバイザーの熱血指導を受け、「こんなに投げたのは大学4年以来。小谷さんには気に掛けてもらっているので覚悟はしていた」と汗を拭った。

 新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判定され、チームには7日に合流。スロー調整を強いられているが、「みんながいない時に投げ込めた。過去2年間は機会もなかったので」と現状をポジティブに捉える。小谷アドバイザーには「大きい体を持っているんだから躍動感を出すように」と口酸っぱく言われ、腰の回転を意識したフォームづくりを追い求める。

 「最初よりも終盤の方が断然良かった。何かをつかんだんじゃないかな」と三浦監督。守護神の座を見据える23歳は「経験といえるのは去年まで。自分が中心となってリリーフ陣を盛り上げていけるように、年齢に関係なくやっていきたい」と意気込んだ。

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