ペーパーレスコーヒードリッパーはエコで経済的!フィルター不要でキャンプでも活躍

ハンドドリップコーヒーは、ドリッパーとペーパーフィルターをセットして淹れる方法がポピュラー。しかし使い切りのペーパーフィルターはランニングコストがかかる上、ゴミになるのも難点です。そこでおすすめしたいのが、ペーパーフィルターが不要な「ペーパーレスコーヒードリッパー」。人気が高いハリオなど、おしゃれで機能性の高いアイテムもたくさんあります。

ペーパーレスコーヒードリッパーとは? コーヒードリッパーとフィルターが一体化したエコアイテム

筆者撮影

ペーパーレスコーヒードリッパーは、“ペーパーレス(paperless)=紙のない”の名前通り、紙製のコーヒーフィルター(ペーパーフィルター)を使わないのが特徴。コーヒードリッパーとフィルターが一体化したデザインになっているんです。

コーヒーの淹れ方はペーパーフィルターを使った方法と同じ。

挽いたコーヒー豆(粉コーヒー)を容器に入れて、熱湯を注ぐだけでおいしいコーヒーが淹れられます。

コーヒーを作り終えたら、容器内に残った粉を取り除いて、お湯で洗うだけでお手入れも完了。

ペーパーフィルターを買い置きする必要がなく、何度も繰り返し使える便利なエコアイテムです。

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ゴミを増やしたくない、キャンプやアウトドアでの使用にもおすすめ!

ペーパーレスコーヒードリッパーのメリットとは? ペーパーフィルター代とゴミを削減できる!

ペーパーレスコーヒーフィルターのメリットは、ズバリ次の3つ。

  • ペーパーフィルターが不要なのでエコ
  • コーヒーの抽出時間がはやい
  • コーヒー本来の風味が楽しめる

ペーパーフィルターを使わない分、ランニングコストがおさえられるので、ハンドドリップコーヒーを飲む頻度が高いほどお得です。

加えて、1回使い切りのペーパーフィルターと異なり洗って繰り返し使えるため、ゴミの量を削減できてエコなのも◎

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ペーパーレスコーヒードリッパーはフィルターの目が粗めなので、コーヒーの抽出時間がはやいのも特徴。サッとコーヒーを淹れたい場合はもちろん、あっさりした味わいが好みの方にもおすすめです。

また、ペーパーレスコーヒードリッパーで淹れたコーヒーはペーパーのにおい移りもない上、コーヒー本来の風味を楽しめるメリットも。

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豆から出る脂質を「コーヒーオイル」といいますが、ここには香味成分が多く含まれます。コーヒーオイルを吸着しやすい紙製のフィルターを使うよりも、ペーパーレスコーヒードリッパーのほうがコーヒーオイルも一緒に抽出しやすくなります。

ペーパーフィルターで淹れるコーヒーと違った味わいが楽しめるのも、ペーパーレスコーヒードリッパーの魅力です。

ペーパーレスコーヒードリッパーのデメリットとは? 洗浄の手間がかかるのが難点

いいことだらけのように見えるペーパーレスコーヒードリッパーですが、以下のようなデメリットも。

  • 細かいコーヒーの粉がフィルターを通過することがある
  • フィルターが目詰まりしやすい

ペーパーレスコーヒードリッパーのフィルターは、紙製に比べると目が粗いので、コーヒーの細かい粉がお湯とともに通過し、カップ内に残る場合も。

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コーヒーカスが口に入るのが不快であれば、一度サーバーに移してからカップに注ぐのがおすすめ。

また、コーヒーの粉がフィルターに目詰まりしやすく、お手入れの手間がかかるのも難点です。

目詰まりするとコーヒーを淹れにくくなるので、使用後はすぐに洗うようにしましょう。

ペーパーレスコーヒードリッパーの選び方! おしゃれな陶器製やハリオなどのアイテムも紹介

ペーパーレスコーヒードリッパーとひとくちにいっても、ラインアップはさまざま。

主に、次のような種類があります。

  • 金属(ステンレス、チタン、ゴールドなど)製
  • 陶器・磁器・セラミック製

上記に加えて、“ネルドリッパー”と呼ばれる布フィルターも。同じくペーパーレスタイプですが、別途ドリッパーが必要です。

ここからは、それぞれの種類を簡単に紹介します。

あっさりした味わいを楽しむなら、金属製のペーパーレスコーヒードリッパー

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おしゃれなデザインが多く、気分も上がります。価格が手頃なのも◎

金属製のペーパーレスコーヒードリッパーは、素材にステンレスやチタン、ゴールドなどが使われています。

フィルターの目が粗めなので、コーヒーの抽出時間も短め。

手早くコーヒーを入れたいときや、クリアであっさりした味わいが好みの人におすすめです。

耐久性が高い上、比較的お手入れが簡単で取り扱いやすいのも魅力。

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プロアマ問わずコーヒー好きから高い人気を誇るHARIO(ハリオ)のアイテムも!ペーパーいらずで本格アロマを楽しめます。

キャンプやアウトドアで使うなら、コンパクトに持ち運べるタイプがぴったり。

まろやかな味わいを楽しむなら、陶器・磁器・セラミック製のペーパーレスコーヒードリッパー

陶器や磁器、セラミックなどでできているペーパーレスコーヒードリッパーは、マイルドなコーヒーが楽しめるのが魅力。

水道水のカルキ臭や不純物、コーヒーの雑味などを除去できることで、まろやか飲み口になるんです。

そのため、すっきりとした後味が好みの人におすすめ。

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見た目もおしゃれです!

筆者愛用!「LI:FIL(リフィル)黒丸波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」

筆者撮影

筆者は先ほど紹介したセラミック製の「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」を愛用中。

ペーパーフィルターで入れるコーヒーとの味わいの違いを実感し、毎日使うようになりました。

「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」の基本情報

筆者撮影

「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」は、合同会社モンドセラ ホールディング(MONDOCERA HOLDINGS)が製造・販売を手がける一品。

長崎県の波佐見(はさみ)町付近で盛んに生産されている伝統の陶磁器「波佐見焼(はさみやき)」の技法が取り入れられています。

筆者撮影

フィルター本体に、50ミクロン(髪の毛1本分の太さに相当)の微細な穴が無数にあいています。そこからお湯が通過してコーヒーを淹れられる仕組み。

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本体にお湯を注ぐと、おもしろいほどはやくフィルターを通過していきます。

筆者撮影

淹れ方も簡単。フィルター本体に1人分の粉コーヒーをセットして、お湯を注ぐだけです。

同じく波佐見焼の技法が取り入れられたアイテムとしては、以下のようなラインアップも。お好みのデザインを探してみてくださいね。

「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」を購入した感想は“買ってよかった”!

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「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」を購入する前、筆者はペーパーフィルターでコーヒーを淹れていました。

同じ粉コーヒーを使って味を比べると「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」で淹れたコーヒーの方が、味わいがまろやかでおいしいんです。

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すぐに「味が違う!」とハッキリわかるほどの差異を体感できます。

水道水に含まれるカルキや不純物などが除去されることもあってか、雑味もあまり感じません。

そのため「LI:FIL(リフィル)黒丸 波佐見焼きセラミックコーヒーフィルター・ドリッパー」を使って以来、手放せない愛用品となりました。

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確かにお手入れの手間はかかりますが、使用後はコーヒーカスを取り除いて、お湯ですすぐだけなので、慣れてしまえばなんてことはありません。ゴミも減って、気分も良いです。

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フィルターの目詰まりが気になったときは、鍋にお湯をはって5分ほど煮沸すれば元どおりに。着色が気になる場合は、重曹とキッチン用漂白剤を加えたお湯で5分程度煮沸したあと、いったん取り出して、新しいお湯に変えて5分程ほど煮沸するときれいになります。

想像していたより軽量かつコンパクトな設計であり、キャンプやアウトドアのおともにも適しているのではないかと思います。

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ただし、セラミック製は破損しやすいので、取り扱いには注意が必要。

【スペック】

  • 本体サイズ:130×130×高さ60mm
  • 本体重量:約130g(実測定値)
  • 本体素材:アルミナ鉱石、セリサイト炭酸カルシウム、高シリカ
  • 付属品:ドリップホルダー(磁器)、下皿(磁器)

「ペーパーレスコーヒードリッパー」を活用しておいしいコーヒーを楽しもう! エコに使えるのも◎

筆者撮影

ペーパーフィルターは、使用後にそのまま捨てられるので便利。

一方で、ゴミが増える、ランニングコストがかかるなどが難点です。

その点、ペーパーレスコーヒードリッパーであれば繰り返し使えるためエコでコスパも高い上、まろやかな味わいのおいしいコーヒーが楽しめるのが魅力。

さまざまな種類があるので、使用シーンや用途にあわせて、お気に入りを見つけてはいかがでしょうか。

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