アルファタウリ2022年型F1マシン『AT03』の正式発表を前に、ガスリーと角田がファンにメッセージ

 スクーデリア・アルファタウリは、2月14日のニューマシン発表を前に、レースドライバーであるピエール・ガスリーと角田裕毅からのメッセージを公開した。

 アルファタウリは2022年型『AT03』を、14日12時 CET(日本時間20時)に発表する。前日にチームは、ガスリーと角田がファンに対してメッセージを発信する動画を公開した。

 ガスリーは「明日の発表会用の撮影を終えたところだ。明日はF1新時代の始まりになる。僕たちのニューマシンを皆と分かち合うのを楽しみにしている」、角田は「完全に新しいマシンだ。コースで走る時を迎えるのが待ち遠しいよ。発表会を見逃さないでね」と述べている。

 2021年にアルファタウリは、2017年第15戦マレーシアGPで同チームの前身トロロッソからF1にデビューしたガスリーと、ルーキー角田を擁し、コンストラクターズ選手権6位を獲得。ガスリーはアゼルバイジャンGPで3位表彰台を獲得するなど着実にポイントを稼ぎ続け、ドライバーズランキングで9位。角田は7回入賞、最終戦アブダビでは4位という活躍を見せ、ランキング14位となった。

 アルファタウリ/トロロッソには2018年から、レッドブル・レーシングには2019年からパワーユニット(PU)を供給してきたホンダは、2021年末でF1活動を終了。しかしホンダが両チームに対して2022年以降もそのパワーユニットに関する知的財産権の使用を許諾、レッドブルが立ち上げた新会社レッドブル・パワートレインズが両チームのパワーユニット部門となる。2022年については、ホンダ・レーシング(HRC)が、レッドブル・パワートレインズに対するパワーユニットの製造、組立支援、サーキットおよび日本におけるレース運営サポートを行うこととなる。

 そのため、9日に発表されたレッドブルの2022年型『RB18』にはHRCのロゴが入っていた。アルファタウリ『AT03』にもHRCのロゴがあしらわれるのかを含め、新カラーリングにも注目される。

2021年型アルファタウリのカラーリングが施された2022年型F1マシンのショーカー

 チームはマシンの一部に国籍のイタリアのトリコローレ、緑/白/赤がデザインされた画像を公開している。

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