糸魚川地場産品を販売 市がECサイト 農水産物加工21事業者出品

 糸魚川市はこのほど、地場産品特化型ECサイト「いといがわ逸品市場」を開設した。9日時点で21の農水産物加工事業者が、47商品を出品している。市は今後、サイト運営事業者と連携し出品者、商品を増やす。

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 商品は、地場産コシヒカリや餅加工品など農産物、アンコウやズワイガニなど海産物、市内料理店のギョーザやシューマイなど。今後日本酒の飲み比べセットを追加する予定だ。市は県糸魚川地域振興局などとも連携し、出店者増を図る。

 市はサイト運営などのため、本年度当初予算に1500万円を計上。コロナ禍で飲食店向けの取引が減少した市内事業者の販路支援を目指して準備を進めてきた。出店料や掲載料は実質的に市が負担、初のECで不安な事業者を後押しする。

 運営は、2016年から上越市内の地場産品特化型運営サイト「上越特産市場」を運営するJCCソフト(上越市)。担当者は「出店者が新たな出店者を呼び込む動きもあり、来年度の出店者数は伸びる見込み。5年間培ったサイト運営のノウハウを糸魚川市のために生かせたらいい」と話している。

3月末まで20%割引き

 「いといがわ逸品市場」は3月31日まで、全商品を20%割引きするキャンペーンを開く。予算上限に達し次第終了。

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