神奈川・大磯港「コネクト」好評 鮮魚や野菜、地場産にこだわり、県外から訪れる人も

地元産の鮮魚や野菜を販売する「OISO CONNECT」=大磯町大磯

 昨年4月に大磯港(神奈川県大磯町大磯)でオープンしたにぎわい交流拠点「OISO CONNECT(オオイソ コネクト)」が好評だ。地場産にこだわった鮮魚や野菜などの販売を目当てに、県外から訪れる人も増えているといい、町に観光客を呼び込む新たな拠点として、さらなる集客を目指しサービス向上に奮闘している。

 「どれだけの魚が仕入れられるかは見通せないので、日々が闘い」-。「大磯コネクト」の施設支配人、川島瑞樹さん(52)は充実した表情で口を開いた。

 同施設は、観光客を呼び込む新たな集客施設として、町が約3億5千万円を投じて大磯二宮漁業協同組合の施設を建て替えて完成した。県内で4カ所目となる、港を中核としたまちづくりを推進する国の事業「みなとオアシス」に登録された。

 2階建ての施設内(延べ床面積約千平方メートル)に漁協の水揚げ場と物産店を併設。取れたての鮮魚や野菜を安価で売り、2階にはレストランを備える。

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