アルファタウリF1のガスリー「2022年は常に5位以上に入るのが目標。コンストラクターズでもひとつ上を目指す」

 スクーデリア・アルファタウリが2022年型F1マシン『AT03』を14日に正式に披露、レースドライバーのピエール・ガスリーが、新シーズンへの思いを語った。

 1996年2月7日生まれ26歳のガスリーは、2017年第15戦マレーシアGPで同チームの前身トロロッソからF1にデビュー、今年はF1フル参戦5年目に当たる。2019年シーズン前半を除き、すべてトロロッソ/アルファタウリから出場しており、2019年ブラジルで2位、2020年イタリアGPで初優勝、2022年アゼルバイジャンGPで3位と、ここまで表彰台に3回上がっている。

 昨年は安定して速さを発揮して110点を獲得しドライバーズ選手権9位に入り、チームのコンストラクターズ選手権6位獲得に大きく貢献した。

 ガスリーは、F1新世代マシンが登場する2022シーズンについて、次のようにコメントしている。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ)

「オープンマインドで挑む必要があると感じている。あらゆることに向けて準備をしておく必要があるだろう。すべてのチームにとってフレッシュなスタートになる。ほぼゼロからのスタートで、白紙を見ているような状況だ。新しいレギュレーションに準拠するベストマシンをどのように用意すべきかについて考えることが、すべてのチームにとって大きなチャレンジになる」

「僕たちのチームにとって有利な展開になることを願っている。チームの実力については何の疑問も持っていないし、実際、チームはこれまでの作業にかなり満足できている。他のチームと同じく、僕たちも何カ月も前から取り組んでいるが、バルセロナで実際にマシンを走らせてみないと具体的なアイデアを持つことは難しい。テストを経てようやくマシンの挙動や他のマシンとの差についてのアイデアを持てるようになる。今シーズンはサプライズの連続になると思うよ」

アルファタウリF1の2022年型マシン『AT03』

 2022シーズンはF1キャリアにとって重要な1年になるかという問いに対し、ガスリーは「2022シーズンも2021シーズンと同じアプローチで取り組む」と答えた。

「好リザルトが得られた走りをさらに向上させて、手元にあるマシンでベストを維持し続けるだけだ。今年は上位争いに加わって、定期的にトップ5フィニッシュを記録したいね。マシンが好調ならそれより上も狙っていきたい。どんな状況にも対応できるように準備しておく必要があるので、ありとあらゆるシナリオに対応できるようにメンタルを準備してきたし、チームが常にベストを尽くせるように彼らを鼓舞していきたい」

「昨シーズンはコンストラクターズ5位まであと少しだったので、今シーズンこそ5位になれたら最高だね。それができると断言するにはまだ時期尚早だが、僕は常にベストを尽くし、マシンの能力を最大限まで引き出すつもりだ」

ピエール・ガスリー(アルファタウリ)のヘルメット

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