名古屋の観光穴場スポット9選!趣深い建築・お洒落美術館・変わり種科学館も

名古屋の観光地としてすぐに思い浮かぶのは、名古屋城や熱田神宮、テレビ塔、栄、大須商店街などですが、実はそれほど知られていないけど魅力満載の「穴場的な観光スポット」も豊富です。そこで今回は、「名古屋のおすすめ穴場観光スポット」9カ所を厳選してご紹介。歴史を感じる場所やマニアックな施設、ロマンを感じるスポットまで登場しますよ。

大正ロマン香る優美な佇まい「文化のみち二葉館」

写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

名古屋城から徳川園にいたる地区は「文化のみち」と呼ばれており、歴史的建造物や文化施設が多くあります。江戸や明治、大正時代に思いを馳せながら散策でき、重要文化財に指定されている名古屋市役所本庁舎や愛知県庁本庁舎のほか、大正初期に建てられた旧料亭・樟などを眺めることができます。

写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

なかでも「文化のみち二葉館」は、日本の女優第1号といわれている川上貞奴が大正時代に住んでいた東洋と西洋の文化を取り入れた大正ロマン香る建物で、一見の価値ありです。貞奴の生涯や文化のみちの町並み・歴史をパネルや資料で紹介しています。

一部の資料を自由に閲覧できる!

坪内逍遙や城山三郎、小谷剛といった名古屋を中心とする郷土ゆかりの文学者の作品や資料を紹介していて、本棚に並んだ一部の資料は自由に手にとって閲覧できます。資料を読みながら、ゆっくりと過ごしたいですね。

文化のみち二葉館

住所:名古屋市東区橦木町3-23

電話:052-936-3836

時間:10:00~17:00

定休日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)

入館料:大人200円、中学以下無料

交通アクセス:地下鉄桜通線「高岳」駅から徒歩約2分

URL:https://futabakan.jp/

18世紀から20世紀のフランス美術を鑑賞できる「ヤマザキマザック美術館」

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ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンなどフランスのロココの時代から写実主義や印象派といった、18世紀から20世紀にかけてのコレクションを鑑賞できる美術館です。アール・ヌーヴォーの代表的な作家であるガレなどのガラス工芸品や家具も展示されています。

一つひとつの作品が持つ歴史や物語を深く鑑賞できるように、無料で音声ガイドを貸し出しているのもポイント。作品の奥深さに触れて、想像力と感性に磨きをかけたいですね。雨天でも新栄町駅から濡れずに行けますよ。

オリジナルグッズが購入できる!

ミュージアムショップでは「ヤマザキマザック美術館」の所蔵作品をモチーフにしたオリジナルグッズを購入できます。クリアファイルやポストカード、付箋などがそろっていて、自分用のお土産にもぴったりです。

ヤマザキマザック美術館

住所:名古屋市東区葵1-19-30

電話:052-937-3737

時間:10:00~17:30(平日)、10:00~17:00(土、日、祝日)

定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)

入館料:一般1,000円、小中高生500円、小学生未満無料

交通アクセス:地下鉄東山線「新栄町」駅1番出口直結

URL:http://www.mazak-art.com/

江戸時代にタイムスリップ!「四間道(しけみち)」

写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

1740年頃に形成された四間道(しけみち)は、名古屋市西区に位置する趣のある通りです。町屋や白壁の土蔵が建ち並んでいて、江戸情緒を楽しめます。防火を目的とした旧大船町商人の活動のために、道幅を4間(約7m)に広げたことで、四間道(しけみち)と呼ばれるようになったそうです。

写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

こちらには町屋や土蔵をリノベーションしたカフェやレストラン、雑貨店があり、食事やショッピング、休憩にもおすすめ。すぐ近くにある昭和情緒漂う円頓寺商店街とあわせて散策するのもいいでしょう。

繊細なガラス工芸品が買える!

いち押しは、写真のようなキレイなガラス工芸品が買える「四間道ガラス館」。一点ずつ丹念に手作りされた繊細なガラスの置物やアクセサリー、グラスなどがそろっています。四間道にも見事にマッチする美しさで、自宅に飾るだけでテンションが上がりそうですね。

四間道

住所:名古屋市西区那古野

交通アクセス:地下鉄桜通線「国際センター」駅から徒歩5約分、「名古屋」駅から徒歩約15分

南極へのプチ旅行気分に「南極観測船ふじ」

写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

名古屋港ガーデンふ頭に佇む「南極観測船ふじ」は、その名の通り1965年から18年間活躍した2代目の南極観測船です。全長は約100mで、間近で見ると迫力満点! 操縦室や医務室、乗組員の居室が当時のまま残され展示されています。

ヘリコプター格納庫を改装してつくられた展示室「南極の博物館」では、南極の美しさや南極観測の歴史などを学ぶことができます。南極というなかなか行けない場所へプチ旅行している気分になれるかも!?

写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

ふじの前にはタロとジロの銅像がある!

南極に残されたにも関わらず、1年後まで生き延び救出されたことで有名な犬、タロとジロの銅像が「南極観測船ふじ」の前にあります。また、南極観測船ふじの航海を支えたプロペラや主軸、雪上車も展示されていますよ。

南極観測船ふじ

住所:名古屋市港区港町1-9

電話:052-652-1111

時間:9:30~17:00

定休日:月曜日

入館料:大人300円、小・中学生200円、幼児(4歳以上)無料

交通アクセス:地下鉄名港線「名古屋港」駅から徒歩約5分

URL:https://nagoyaaqua.jp/garden-pier/fuji/

無料入園で果樹観察も!「東谷山フルーツパーク」

名古屋市の東北端、東谷山の山麓に位置する「東谷山フルーツパーク」。園内には17種類の果物を育てている「果実園」や、約100種類の熱帯・亜熱帯地方の果樹を観察できる「世界の熱帯果樹温室」、果物に関する知識を広げられる「くだもの館」などの施設があります。

同スポットはなんと入園無料! 世界の熱帯果樹温室のみ有料となり、大人300円、中学生以下は無料です。果物をテーマにしたユニークなパークでのんびりと過ごしたいですね。売店では新鮮な果物や野菜、果物加工品などを購入できますよ。

季節のフルーツをふんだんに使ったデザートが味わえる!

園内のレストラン「フルーツパークテラス」では、季節のフルーツを使ったデザートを満喫できます。時期によって使うフルーツが変わる「フルーツパフェ」(650円〜・税込)、「季節のパンケーキ」(700円〜・税込)などもあり、食欲をそそられます。

東谷山フルーツパーク

住所:名古屋市守山区大字上志段味字東谷2110

電話:052-736-3344

時間:9:00~16:30

定休日:月曜日休日と重なった場合はその直後の平日、年末年始(12月29日~1月3日)

入園料:無料

交通アクセス:地下鉄東山線「藤が丘」駅から「藤が丘」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩約13分

URL:https://www.fruitpark.org/

マンホールカードコレクター必見「メタウォーター下水道科学館なごや」

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メタウォーター下水道科学館なごや(名古屋市下水道科学館)(@gesuidoukagakukan)がシェアした投稿

滅多に学ぶ機会がない下水の仕組みや、なごやの下水道の歴史と未来などを学べるのが「メタウォーター下水道科学館なごや」です。わかりやすい解説で子どもだけでなく、大人も学ぶことが多いのがポイント。

同館の屋外には、デザインに凝ったマンホールの蓋が並んでいるので、マンホールマニアやマンホールカードを集めている人も必見です。

メタウォーター下水道科学館周辺にあるのは!?

メタウォーター下水道科学館周辺には公募によりデザインが決定したマンホールの蓋が設置されています。いずれも名古屋をイメージしてデザインされたマンホールで、カラフルかつユニーク! マンホールを探しながら、メタウォーター下水道科学館の周辺を歩いてみるのも良さそうですね。

メタウォーター下水道科学館なごや

住所:名古屋市北区名城1-3-3

電話:052-911-2301

時間:9:30~16:30

定休日:月曜日(月曜日が休日の場合は直後の平日が休館となります)、年末年始(12月29日~1月3日)

入館料:無料

交通アクセス:地下鉄名城線「名城公園」駅から徒歩約5分

URL:https://www.waterlab.nagoya/

ユニークだけど意味深い塑像も必見「五色園」

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園内のいたるところに親鸞聖人のご旧跡をあらわした塑像(そぞう)がある、日本でたったひとつの宗教庭園です。「五色園」という名前は、園内の松竹梅、桜、紅葉の五種の樹木の彩りに由来しているとか。

写真は「信行両座」。深い意味がある塑像ですが見た目はシュール。このような塑像を見ながら園内を巡れます。自然豊かで、季節の移ろいを感じながら散策できるのも◎。五色山大安寺というお寺の境内にある園なので、まずはお寺に手を合わせてから巡りたいですね。

宿坊に宿泊できる!

五色山大安寺には宿坊があり宿泊できます。1泊2食付きで8,100円〜と、なかなかお得。森に囲まれた静かな環境の中で過ごすことで、精神が研ぎ澄まされそうですね。シャンプー・リンス・ボディシャンプーが用意されている大浴場やコインランドリーもあります。

五色園

住所:愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932-31

電話:056-172-0006

時間:8:00~17:00

定休日:年中無休

入園料:無料

交通アクセス:地下鉄東山線「星ケ丘」駅から名鉄バスに乗り換え「五色園」下車

URL:http://gosikien.nobody.jp/

観覧車で空中散歩気分に!「サンシャインサカエ」

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「サンシャインサカエ」は、レストラン&カフェ、SKE48劇場、アミューズメント、リラクゼーション、そしてSky-Boat(観覧車)がある総合商業施設です。名古屋の栄に位置し、駅直結で立ち寄りやすいのが魅力です。雨天でも気楽に訪れられるのがうれしいところ。

ぜひ乗りたいのがシースルーの観覧車「Sky-Boat」。宙に浮いているような浮遊感を楽しみながら空中散歩を満喫できます。ゴンドラは4人乗りで、最高到達点52m、料金は1名500円(5歳以下無料)です。

Sky-Boatは太陽の力でまわっている!

「サンシャインサカエ」の屋上には太陽光パネル42枚設置されていて、観覧車はその電力でまわっています。観覧車に乗り、サンシャインサカエの屋上を見ると太陽光パネルが! ショッピングや観光ついでに観覧車に乗って一休みするのもおすすめです。

サンシャインサカエ

住所:名古屋市中区錦3-24-4

電話:052-310-2211

営業時間:8:00~24:00(店舗により異なる)

定休日:不定休

交通アクセス:地下鉄東山線「栄」駅8番出口より直結

URL:https://www.sunshine-sakae.jp/

癒やしのひとときを過ごせる!「久屋大通庭園フラリエ」

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フラリエ【久屋大通庭園公式アカウント】(@hisayaodori_garden_flarie)がシェアした投稿

6つのガーデンとレストランやカフェ、フラワーショップ、雑貨ショップなどがある「久屋大通庭園フラリエ」は、都会の中で花や緑、散策を楽しめるスポットです。「アジアン ガーデン」は東南アジアのリゾートの庭をテーマにした、南国情緒あふれるお庭。竹やクロトンといった植物が植えられていて、癒やしのひとときを過ごせますよ。

いち押しは西ウイング1階にある「フラリエ カフェ」。パティシエが作った季節のタルトを味わえる、広々としたモダンな雰囲気のカフェです。サンドイッチなどのランチプレートメニューも! テイクアウトして園内で食べるのもいいでしょう。

エアプランツ・多肉専門店がある!

岐阜県海津市と長野県諏訪郡富士見町で、エアプランツや多肉植物などを生産している生産者が手がけるお店があり、インテリアにもなる植物を購入できます。植物と用途に合わせた器も販売しているので、気に入った植物を自宅用のお土産として購入して、部屋に彩りをプラスしたいですね。

久屋大通庭園フラリエ

住所:名古屋市中区大須4-4-1

電話:052-243-0511

営業時間:9:00~17:30 ※庭園の東エリア、北門、東門、クリスタルガーデンは17:30に閉園

定休日:年末年始(庭園は12月31日、1月1日休園、店舗はそれぞれ異なる)、メンテナンス休園

入園料:無料

交通アクセス:地下鉄名城線「矢場町」駅から徒歩3分、地下鉄名城線・鶴舞線「上前津」駅から徒歩5分

URL:http://www.flarie.jp/

名古屋にはユニークな穴場観光スポットが盛りだくさんです。何度か名古屋を訪れたことがある人はもちろん、初めて名古屋を観光する人も気になるスポットがあれば、ぜひ足を運んでみてくださいね!

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