伊集院光、「MG 1/100 ドム」を購入しようとしてガンプラ転売のひどさを実感「1億総転売ヤーの時代」

14日深夜放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光が、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)の転売の多さに驚いた。

番組では、伊集院が「MG(マスターグレード) 1/100 ドム」を購入した際のエピソードを語った。

伊集院は「ガンプラを久々に作ろうと思って。それもなんかの拍子に見てたら、『マスターグレード ドム 1/100』のキットが出ますって書いてあって。俺はドムがすげぇ~大好きで。『じゃあ、久しぶりにガンダムのプラモデル作ってみようか』って思ったら。今、ガンプラ凄いことになってるんだね」と話す。

現在ガンプラは、コロナ禍に伴う巣ごもり需要の増大で慢性的に品薄状態となっており、新商品発売や注目商品再販などでは、転売が横行し、普通のやり方では全く購入できないこともしばしばで、伊集院も「コロナ! コロナで、家でやれる趣味の需要として、ガンプラがまたさらに人気になりました。で、さらにメルカリみたいなことで、もう世の中1億総転売ヤーの時代がきてるから。普通にガンプラ興味ない主婦の人とかも、軽い財テクみたいな感じでガンプラ買って売る、みたいなことが起きて」と驚いていた。

今回のドムもその例に漏れず、バンダイ公式の販売では、転売抑制のために抽選という措置が取られたということで伊集院は「抽選販売ですと、バンダイの管理下にあるお店では抽選販売になりますと‥そんななの!?」とさらに驚いたようだ。

結局、抽選でドムは当たったそうだが、不正はしていないにしても「てめぇ! なに当ててんだよ!」と言われることを恐れ伊集院は「今、勇気を持って抽選に応募して当たったという話をしていますけど」「ちょっとTwitter見ても『ドム買えない』『朝から並んだけど買えなかった』みたいなの見る度に。ああ‥、もうこれは怒られるってブルブルブルって」と明かし笑いを誘う。

ちなみにガンプラと言えば発売初期のモナカキットのイメージが強い伊集院は「すげえなと思ったのは5千いくらだったんですよ、定価が。俺らの頃からしたら結構なもんで、俺らの頃は1/144のモビルスーツ300円ですよ元々。1/100はもうちょっと高かったと思ったけど」とコメント。さらに発売当日から転売や値段吊り上げが多かったことにも驚いたようで「で、売り出した今日の瞬間からメルカリとかで、9千円とか1万円とかで出てるし、もっと言うとAmazonなんかでも1万円で売ってるんだよ! もうそのそばからプレミアで売られてる訳」と話したのだった。

なお、伊集院は最初のガンプラブームの経験者で、商店でいらないプラモデルと抱き合わせ売られていたキットを買わされた世代だが、そのときの品薄と今は質が違うと思っているそうで「ガンプラブームが去った後にアコギなことした店は、本当につぶれて行ったの。あいつはあ~いうことをする奴だ評判がついてるから。ツケを払ってる。『私はそういう道を歩いてますけどなにか?』という人が商売してて」と過去について話し、現在については「メルカリやヤフオクにすごいご気軽に、『これは私の財テクですけど!』『供給の方が少なければ値段が上がって当たり前じゃないですか!』みたいな感じと、ちょっと俺のなかでは、嫌さの種類が相当違うなと思ってて」と転売を批判したのだった。

© 株式会社ジェイプレス社